きょう6月14日は、米ツアー通算8勝、米シニアツアー通算9勝を挙げているフレッド・ファンク(米国)の66歳の誕生日。2020年には64歳にして、レギュラーツアーで予選突破の偉業を成し遂げた大ベテランだ。
1981年にプロ転向。ツアーに出場するも成績は残せず、82年から88年までは大学でゴルフコーチをしていた。89年にツアーメンバーになると、徐々に調子が上向き、92年の「シェルヒューストンオープン」で初優勝。95年はシーズン2勝、2005年は「ザ・プレーヤーズ選手権」で勝利を挙げている。
曲がらないショットが持ち味で、米国男子ツアーでは6度、フェアウェイキープ率1位のタイトルを獲得。80%以上を記録したのは5度を数える。
06年から米シニアツアーに参戦すると、同年の「AT&Tチャンピオンシップ」でシニア初優勝。09年には「全米シニアオープン」を制すなど、これまでシニア通算9勝を挙げている。
人工関節の手術を受けたプロゴルファーのひとり。慢性的な右ヒザの痛みを抱えながらプレーをしていたが、「ゴルファーとしてのライフスタイルを取り戻したい」と、09年に手術を決意。6週間後にショット練習を再開すると、翌10年のシニアのメジャー「ジェルド・ウェン・トラディション」で復帰後、初の優勝を飾っている。
64歳となった2020年には、「バミューダ選手権」でレギュラーツアーでの予選通過という偉業も成し遂げている。64歳以上の予選通過はジャック・ニクラス、サム・スニード、トム・ワトソン(いずれも米国)に続く、史上4人目の快挙だった。
4日間の平均飛距離は予選通過した68名の中で最下位の243.4ヤード。フェアウェイキープ率も高いわけではなかったが、パッティングには冴えを見せ、予選2日間をトータル1アンダー、37位タイとカットラインを2打上回り予選突破を果たしている。息子のテーラー・ファンクもツアープレーヤーで、予選通過を決めた際には同組でプレーしていて、一緒になって喜んだ。
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