<マイヤーLPGAクラシック 事前情報◇14日◇ブライズフィールドCC(米ミシガン州)◇6556ヤード・パー72>
先週の3日間大会「ショップライトLPGAクラシック」で、日米合わせて4試合ぶりとなる予選通過を果たし、17位タイという成績を残した渋野日向子。現地時間14日(火)には、次なる会場で調整を開始した。
前日13日(月)に先週の会場があったニュージャージー州からミシガン州入り。そして翌朝、午前9時前にコースに姿を見せた。いつも通りの元気な表情は変わらず。そしてウォーミングアップとして軽くボールを打ったあと、1番ティから練習ラウンドを開始した。
この日、一緒に回ったのは19歳のイン・ルオニン(中国)。昨年末に渋野もプレーしたQシリーズを突破し米ツアー出場権を獲得した選手ということで、言ってしまえば“同期”とのラウンドになった。そこではセカンド地点でラフからのショットを積極的に打ったり、バンカーショット、アプローチとグリーン周りのチェックなどを入念に行った。
パー3のティショットでは、弾道計測器を使用しアイアン、ユーティリティの精度を確認。ここまで米国での練習ラウンドでは、グリーンを狙うショットの距離感を合わせるため、こうしてコースでもしっかりとデータを取りプレーに生かしている。「距離感が合っているか。何ヤード飛んでいるか。ランはどれくらいでているのか」とマネージャーが説明するように、感覚的にではなく、しっかりと自分のプレーを数値化し生命線のショットを磨いている。
またパー5でのドライバースイングなどは後方から動画でマネージャーに撮影してもらい、それを逐一チェック。こうして最高気温33度まで上がった蒸し暑いコースで、18ホールを回り切った。ラウンド中には、すれ違った笹生優花に「髪伸びたねー」とコミュニケーション。この時は、お互いに満面の笑みで手を振り合った。
ラウンド後もすぐさま練習場でショットの確認、さらに器具を使用しながらのパター練習で汗を流し、午後3時過ぎにコースを後にした。開幕前日となる15日は、現地時間の正午過ぎ(日本時間16日午前1時10分)から午後組の一員としてプロアマに出場。ここで18ホールを回って最終調整し、翌週行われるメジャー大会「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(23日開幕、メリーランド州・コングレッショナルCC)の“前哨戦”に臨む。
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