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4月の優勝争いから苦悩の時間への2カ月間 渋野日向子の言葉でひもとく“変化”

「ちゃんとやりきれば、真っすぐ飛ぶということは分かっとるけん」。これは4月にハワイで行われた「ロッテ選手権」の会場で聞いた渋野日向子の言葉だ。好調なドライバーについて聞かれた時、胸を張ってこう答えた。
最後はキム・ヒョージュ(韓国)に2打差をつけられての2位に終わったが、実質“一騎打ち”という状況で優勝争いを繰り広げた試合では、とにかくドライバーの好調ぶりが際立っていた。ハワイ特有の強い風が吹く状態のなか、渋野の4日間のフェアウェイキープ数は56ホール47ホール、率にして83.9%をと驚異的な数字を残した。
もちろん“フォローの風に乗って”という但し書きがつくが、300ヤード超のビッグドライブも何本も見せていた。迷いなく振り切るドライバーから放たれるショットは、飛んで曲がらない。優勝を争うにふさわしい内容だった。
その1カ月後、日本で見た渋野のプレーは、ハワイの時とは少し異なるものだった。今季の日本ツアー初戦に選んだ「ブリヂストンレディスオープン」では、ちょっと前まで好調だったドライバーショットへの違和感を口にしていた。
右に出るようなショットも目立ち、フェアウェイキープは2日間28ホール中12ホール(42.8%)。今季の国内女子ツアー最長の6713ヤードを誇り、ラフも長く設定されたここでティショットを外すのは致命傷となり、予選落ちを喫した。
「出だしから難しかった。ほぼほぼ(ドライバーショットが)右にいっていた。ラフがすごくて狙えなかったし、どのクラブを持てるんだろうとか。パーを拾うのに精一杯な感じで、前向きになれませんでした」
ドライバーだけではなく、スコアメイクできないのはマネジメント上の問題など、複合的な理由なのはもちろんのこと。それでも2日間で大会を終えることが決定的になるとすぐに、渋野はショット練習場に向かい、クローズ時間ギリギリまでドライバーを振り続けた。
そのなかには、ボールを直接地面に置いて打つ、いわゆる直ドラでの練習も含まれる。渋野はその直前の会見で「単純に体が伸びあがってしまっていたというのは想像がつく。そこを修正しながらいろいろ考えてやってはいたけど、逆に力んで今度は左に曲がってしまったり」と、ドライバー不振の原因を分析していた。低くクラブを振り抜かないとボールにしっかりミートしない直ドラ練習で、あおり打ちの矯正を行っていたことも、今も続く「試行錯誤」の一環だ。
この頃は帰国前に米カリフォルニア州で出場した「パロス・ベルデス選手権」から、上記のブリヂストン、そして再渡米して迎えたメジャー「全米女子オープン」と、結果的に3試合連続で予選落ちという苦しい時間を過ごした。その全米ではドライバーというよりも、「寄せたいって思ったところでリキんでしまって左に外す場面が多かった。ウェッジの距離感が合わなかったら何がほかに合うんだという感じ」と、昨年から取り組むパー5の攻略が機能しなかったことを悔やんだ。
ようやくトンネルを抜け17位で終えた2週前の「ショップライトLPGAクラシック」でも、「ショットの調子が戻ってきたという感じではない」と話していた。さらに「悪いときはクセでトップがすごく低くなってしまう。トップが低いから、ボールをとらえたあと、あおり打ちになってしまう」と、ここでもインパクト前後で上体が伸びあがってしまうことを問題視していた。
こうして迎えたのが先週の「マイヤーLPGAクラシック」だった。初日のスタート2ホールでティショットが右のラフに飛び込み連続ボギーを叩くと、「ガタガタになった」と3オーバーの出遅れ。そして2日目はドライバーこそまとまったものの、そこからチャンスを作れずトータル4オーバーで予選落ちを喫した。
その会場では自身のスイングの現状について、「当たりが悪く、(スタンスで)左を向きすぎている。自分の体が反応して右に出してしまい、振り抜けない」、「自分が気持ちよく振れるスピード感で振れているわけではない。丁寧に丁寧にという感じ」、「いろいろ試行錯誤しながら。自分が動かしたいように、動かせるようにコントロールできるようになったらいいな」などと話した。
好調だった4月のスイングからの変化についても明かす。「あの時はしっかり振れていたし、あまり考え過ぎずにマネジメント優先でやれていた。今は試合を重ねた疲れで変わったのかなと思う」。今後の課題については「今から見つけます。いろいろやることが多い」と“暗中模索”の心境を吐露し、会場を後にした。
昨年から取り組むスイング改造も、まだ道半ば。 「ちゃんとやりきれば、真っすぐ飛ぶということは分かっとる」。そのなかで少しでも早く、この自信にあふれた言葉を取り戻したい。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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