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ブランデン・グレイスが5億4000万円獲得　喜び爆発「アメージング！」

＜LIVゴルフ第2戦 at ポートランド　最終日◇2日◇パンプキン・リッジGC（米オレゴン州）＞
ダスティン・ジョンソン（米国）、カルロス・オルティス（メキシコ）との2打差を追いかけたブランデン・グレイス（南アフリカ）が、3日目の最終ラウンドで「65」をマークして逆転勝利。個人戦の優勝賞金400万ドル（約5億4000万円）を獲得すると「アメージング！（素晴らしい）」と18番グリーン上で連呼した。
前半で2つ伸ばしたオルティスが3打リードでバックナインへ。しかし、その勢いが止まる一方で、グレイスが上がり4ホールで3つのバーディと終盤で強さをみせた。
15番パー4でバーディを奪うと、首位と1打差に迫った。16番パー4はグリーンを外しピンチを迎えるが、ラフからの第3打がチップイン。17番パー4も約3メートルを沈めて伸ばすと、3打リードで最終ホールを迎えた。
グレイスは最後までアグレッシブだった。ティショットはドライバーでフェアウェイを捉えると、約8メートルに2オン。最後は1メートル弱のパーパットを沈めて勝利を決めた。南アフリカのチームメイト、チャール・シュワーツェルらからシャンパンシャワーを浴びると、満面の笑みを見せた。
「完璧なゴルフだった。きょうはなにか特別なことをしないと勝てなかったが、そのチャンスを逃さなかった。素晴らしい一日になった。ここに来られたことがます素晴らしいし、新しいフォーマットもすべてが新しくて素晴らしい！　ここにいるみんなが大喜びでよかった」と18番グリーン上での優勝インタビューで喜びを爆発させた。
34歳のグレイスは南アフリカ・プレトリア出身。現在の世界ランキングは128位でPGAツアー通算2勝を挙げている。昨季は「プエルトリコ・オープン」で勝利を挙げるなど、フェデックスカップランキング55位でシード権を獲得。今季は6月の「全米オープン」までの18試合に出場して、8度の予選通過でトップ10は2度だった。
また、グレイスのチーム『スティンガーGC』は団体戦で2位に入り、150万ドル（約2億250万円）を獲得。グレイスは総額437万5000ドル（約5億9000万円）の賞金を得た。ちなみに、今季のPGAツアー18試合で得たのは71万7712ドル（約9700万円）。約6倍もの大金をわずか3日間で手にした。（文・武川玲子=米国在住）
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