<大東建託・いい部屋ネットレディス 1日目◇21日◇滝のカントリークラブ(北海道)◇6560ヤード・パー72>
「あとは頭の中だけだな」。師匠のジャンボ尾崎にこういわれた。前半戦17試合に出場してトップ10入りは1回、メルセデス・ランキング64位と不振の原英莉花。腰痛により思うようなスイングができていなかったことが大きな要因だが、「腰の状態も良くなってきてショット的に悪くない」状態。今大会前に訪れたジャンボ邸で師匠からもお墨付きをもらった。
前戦の「ニッポンハムレディス」は予選落ちに終わったが、「(ショットの状態が)よくなってきたからちょっとのミスが許せなくて、ドツボにハマってしまった感じです」。師匠には手に取るようにその姿が見えていた。「『ミスはするんだから。そんなのはミスじゃないぞ』という感じで、自分の中で許容範囲が狭かったですね」。プロ通算100勝以上挙げるジャンボ。毎回思ったようなショットが打てるわけではないことは一番分かっている。そのことを愛弟子にも伝えた。
ジャンボの言葉を受けて原は「試合の組み立てとかどうコースを攻略するかを考えながらプレーすることが戦う準備っていうところだと思います」とわずかなミスを受け入れながらスコアメークすることに専念する。
今大会は相性もいい。昨年は9試合ぶりにトップ10入りとなる6位タイに入った。「相性がいいというか自分の中でイメージはいいなと思っていました。しっかり決め打ちできるホールが多い。ホール内での高低差がある方が私はやりやすいんです」。今年も8試合連続トップ10入りを逃しているが、今大会で“連敗ストップ”と行きたいところ。
1週間のオープンウィークではジャンボ邸のほか、海釣りで希少種のシロカジキを釣り上げるなど「脳みそもリセットできている」。リフレッシュを終え、シーズンの折り返しとなるこの1戦から「気持ちが下がっていても戦う気持ちを持ち続けたいと思います」。後半戦はコース攻略を考えながらファイター・エリカで臨む。
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