<AIG女子オープン 3日目◇6日◇ミュアフィールド(スコットランド)◇6680ヤード・パー71>
2日目に「73」とスコアを落とし、首位から陥落した渋野日向子だったが、ムービングデーに6バーディ・1ボギーの「66」をマーク。ホールアウト時点で首位と5打差の2位で、優勝を争う一人になった。
「きょうは風との戦いになると思っていた。出だしからショットの距離を合わせられたので、大丈夫かなと。ただここまでいいスコアで回れるとは思わなかったのでよかった」。数字以上にショット、パットの内容はバツグン。ラウンド中には笑顔がこぼれるシーンも目立った。
3番で1メートルのベタピンにつけるなど、この日はショットのキレが戻った。1つ伸ばして迎えた後半では、さらにそこが輝きを増す。10番でも1メートル、さらに11番も2.5メートルを沈めての連続バーディ。14番も1ピン以内を沈め、さらに2オンに成功した17番では楽々のバーディと、グングンスコアを伸ばしていった。
「これだけ風が吹いているとそのことしか考えられない分よかった。昨日のほうが風はなかった。風があったほうが得意なのかなと思っちゃうくらい(笑)。自信をもって最後まで振りきれたのがよかった」。3メートルのパーパットが残った15番などピンチもあったが、そこはパターで乗り切った。
まだ後続がプレーするなかでのホールアウト。ただ首位のアシュレー・ブハイ(南アフリカ)はトータル14アンダーを確定させた。「風が吹くと何が起こるか分からない。その位置でプレーできるのがひさしぶり。悔いが無いようにプレーしたい」。そのブハイは渋野が制した2019年の全英で最終日を一緒に回った選手。再び優勝を争う相手になるのは間違いがない。
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