最新ゴルフニュース

過去には渋野日向子も受賞　軽井沢で“新人賞候補”による上位争いが激化

＜NEC軽井沢72ゴルフトーナメント　初日◇12日◇軽井沢72ゴルフ 北コース（長野県）◇6679ヤード・パー72＞
今大会には『ルーキー・オブ・ザ・NEC軽井沢72賞』という、いわゆる“新人賞”が設けられており、2019年には全英制覇直後の渋野日向子も受賞している。今年は昨年6月と11月の最終プロテスト合格者の93期生＆94期生が対象で、最もいい順位だった選手（※）に贈られる。そしてその選手たちが、優勝も争える位置で2日目を迎えることになった。
首位と1打差の6アンダー・2位タイにつけた岩井千怜（93期生）もその一人。「グリーンが止まるので、ピンまでの残り距離をしっかり打てたことがよかった」と、攻めのゴルフで6つのバーディを量産した。すでに下部ツアーで1勝も挙げているが、レギュラー初優勝については「あまり意識はしていない。怖がらず、悔いのないゴルフをするだけ」という。それでも好調が続き、ここで勝ってもなんら不思議ではない存在。同期でのレギュラー優勝一番乗りを成し遂げられるか？
その後には5アンダー・4位タイに内田ことこ（93期生）が続く。こちらも「すごくアイアンが安定していて、バーディチャンスにつけられたのがよかった」と、岩井と同じくボギーフリーで駆け抜けた。「同期が活躍していると刺激にもなりますし、自分も頑張らないと、という感じになります」というだけに、この戦況も力になりそうだ。今年の目標は「優勝とシード」。こちらは「優勝争いができればいい」と、頂点を意識して戦っていく。
4アンダー・6位タイグループには94期生の竹田麗央もつける。さらに3アンダー・23位タイには阿部未悠、浜崎未来の93期生の2人と、94期のトップ合格者・尾関彩美悠と並んでいる
阿部はこの日、小倉彩愛、フォン・スーミン（中国）との“同期ラウンド”が実現。「あまりないので、楽しいなと思いながら回ってました。やっぱり同期の活躍は刺激になりますし、負けてられないなって気持ちはあるので、頑張りたいです」と、こちらもその存在に背中を押された。一番の目標に掲げる「優勝」への原動力にしたい。
まだ初日を終えたばかり。アンダーパーに67人が名を連ねる伸ばし合いの大会だけに、多くの選手に上位を狙うチャンスが残されている。20年には笹生優花が新人賞と優勝の“2冠”を成し遂げた。“ルーキー同士のレース”から、一気に“初優勝”へ―。そんな展開にも期待できる初日となった。
【過去10年の大会新人賞受賞者】
2021年：西郷真央
2020年：笹生優花
2019年：渋野日向子
2018年：松田鈴英
2017年：永井花奈
2016年：森田遥
2015年：ペ・ヒギョン
2014年：山代奈々
2013年：成田美寿々
2012年：ジャン・ウンビ
※過去に単年登録でツアーに参加していた選手は除く。順位が並んだ場合は、以下の条件で受賞者が決まる。（1）最終日のスコア上位者（2）2日目のスコア上位者（3）最終日18番からのカウントバック（4）2日目18番からのカウントバック（5）初日18番からのカウントバック
<ゴルフ情報ALBA.Net>