<フェデックス・セントジュード招待 最終日◇14日◇TPCサウスウインド(米テネシー州)◇7243ヤード・パー70>
米国男子ツアープレーオフシリーズ第1戦は全日程が終了。トータル15アンダーまで伸ばしたウィル・ザラトリス(米国)がセップ・ストレイカ(オーストリア)との3ホールに渡るプレーオフを制して米ツアー初優勝を挙げた。
18番で行われた1、2ホール目は互いにパーと譲らず3ホール目はパー3の11番へ。池に入れたストレイカがドロップゾーンからの3打目を寄せられず奥にこぼしたのに対し、ザラトリスは池ギリギリに止まるも打てず同じくドロップゾーンへ。だが、ここからピタリとつけて勝利をつかみ獲った。
25歳のザラトリスは松山英樹が優勝した2021年の「マスターズ」や今年の「全米プロゴルフ選手権」、「全米オープン」で2位となるなど大舞台でも強さを発揮するもあと一歩栄冠に届いていなかったが、これでうれしいうれしい初タイトルとなった。
3打差の3位タイにルーカス・グローバー、ブライアン・ハーマン(いずれも米国)。トータル11アンダーの5位タイにはジョン・ラーム(スペイン)、アダム・スコット(オーストラリア)、コリン・モリカワ(米国)ら7人が入った。
昨季年間王者のパトリック・キャントレー(米国)はトータル2アンダーの57位タイ、ポイントランキング125位でギリギリ出場権を得たリッキー・ファウラー(米国)は好スタートを切ったものの結局トータル1オーバーの64位タイに終わった。
ポイントランキング1位につけるスコッティ・シェフラー(米国)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)はすでに予選落ちを喫している。また、今大会に日本勢で唯一出場権のあった松山英樹は、首痛により欠場している。
今大会にはフェデックスポイントランキング125位までの選手が出場。第2戦の「BMW選手権」はランキング70位以内の選手が進出。そこでさらにふるいがかけられ、最終戦の「ツアー選手権」には同30位以内がコマを進める。
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