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PGA vs LIV、公判は2024年1月8日と約16か月待ちへ

「LIVゴルフ」参戦中のフィル・ミケルソン、ブライソン・デシャンボー(ともに米国)ら11選手が「PGAツアー」を相手取って訴訟を起こした「独占禁止法違反」は2024年1月8日に公判が開かれることになった。
米カリフォルニア州の地方裁判所のフリーマン裁判官が決定を下した。
先週8月9日、LIVゴルフに参戦するテーラー・グーチ(米国)ら3選手がプレーオフ出場を望みメンバー停止の解除のため「仮処分申請」を行ったがベス・ロブソン・フリーマン裁判官はこの申請を却下、3人のプレーオフ第1戦に出場は認められなかった。
LIVゴルフに参戦したことで、PGAツアーからメンバー停止の処分を受けている選手の中から11人(のちにカルロス・オルティス(メキシコ)が訴訟から撤退)は、これが「独占禁止法に反する」として提訴している。
フリーマン裁判官は18日、両サイドとZOOMでヒアリングを行い2023年8月7日に公判日を設定。LIVゴルフ側の代理人は「本件は早急に対応すべき事案」としてこの日程を支持したが、一方のPGAツアーの代理人、エリオット・ピータース氏は「この日程は非現実的だ」とし、「この日はフェデックスカップ・プレーオフが開幕する週でコミッショナーや多くの上層部が現地に赴くはずで、彼らが公判に出席することはとても難しい日」と主張した。
その結果フリーマン裁判官は「わずかに調整したとし、再来年の1月8日に決定した。ピータース氏は「ツアーを訴える選手の数は減少している」とし、オルティスが訴訟から降りたことを指摘、「今後もこの傾向が続くだろう」と主張し、公判日に時間をかけることを支持した。
これによりツアーを訴えた選手らは提訴から約16か月も判決を待つことになり、その間はPGAツアーでのプレーはできないことになる。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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