<BMW選手権 3日目◇20日◇ウィルミントンCC(米デラウェア州)◇7534ヤード・パー71>
「ドタバタしながら大変な1日だった」。松山英樹は3バーディ・3ボギーのラウンドをこう振り返った。結果的にはスコアを落とさずにトータル5アンダーで終えたが、順位は18位タイに後退した。
心配されている首痛も快方に向かっているが、肝心のゴルフについては、やはり感覚が今ひとつ。序盤から2メートル前後のパッティングが決まらず、出だしで連続ボギー。「少しズレていたのはあるけど、それにしても入らなかったというのはある」としながらも、なんとか中盤で立て直した。
9番ではグリーンエッジから18メートルを沈めバーディとすると10番でも2メートルを決めてパーセーブ。「9、10と入ってくれたのはよかった」と勢いに乗ると、13番ではチップインバーディ。18番ではティショットをラフに打ち込むが、セカンドを50センチにつけるスーパーショットでタップインバーディ。なんとかスタート時のスコアに戻してみせた。
「なかなかショットもパットも、きょうはかみ合わずに大変でしたけど、9番13番とラッキーがあって、まあ、パープレーで回れてよかったなと思います」
フェアウェイキープが5回とショット面でも不安は残し、波に乗りきれないラウンドではあるものの、体調面とも相談しながらのラウンドで残すところあと18ホール。この日も練習はせずにコースを後にした。
翌週の最終戦は今大会終了時の年間ポイントランキングによって初日スタート時のスコアが決まるだけに、ひとつでも順位を上げてポイントを稼ぎ、年間王者への夢をつなぎたい。
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