<BMW選手権 最終日◇21日◇ウィルミントンCC(米デラウェア州)◇7534ヤード・パー71>
松山英樹にとって、最終戦前の最後のラウンドはにがいものとなってしまった。大会最終日は2バーディ・1ボギー・1クワドラプルボギーの「74」でスコアを3つ落とし、トータル2アンダーの35位タイで終戦。それでもフェデックスカップランキングで17位に入り、次週の最終戦出場を決めた。
1番でいきなりティショットを曲げボギー。2番で3メートルを入れてバーディでバウンスバックしたが、その後も波に乗れない1日となった。12番パー5では2打目が池につかまり、その後再び池に入るなど、このホールで『9』を叩き失速。続く13番でバーディを奪ったが、追い上げはかなわなかった。
松山らしくない大叩き。「最近、ああいうことが結構あるので、ああいうのをボギー以内で収めていかないと上位にはいけないと思いますし、そういうところ…何て言うんですかね、集中力が切れているというか、体力不足なのか、いろんな要素はあると思いますけど、もったいなかったかなと思います」と原因を分析する。
「4日間何も変わらず、いいところも悪いところもあったという感じ」と終始調子が上がらなかった4日間を振り返る。首痛の影響で前週を欠場し臨んだ今大会。「4日間できたことはすごくよかったけど、プレーしている以上はスコアを出したいというのはある」と悔しさの残る結果に唇をかむ。
厳しい結果とはいえ、これで30人しか出場できない最終戦に9年連続での進出が決まった。年間王者を決める最後の戦いはハンディキャップ戦で首位と8打差からのスタート。険しい道のりだが、大逆転王者への道はまだ残されている。
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