<ニトリレディスゴルフトーナメント 事前情報◇24日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6655ヤード・パー72>
今季はわずか12戦にしか出場していないにもかかわらず、優勝5回。現在のメルセデスランキングは1位、賞金ランキングは2位につけている。勢いに乗っている西郷真央だが、11月末〜12月初旬に予定されている米女子ツアーの出場権をかけた予選会(Qスクール)に参戦しないことを、改めて明言した。
今季は「全米女子オープン」、「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」、「アムンディ エビアン・チャンピオンシップ」、「AIG女子オープン」(全英)と4つの海外メジャー大会に出場。最終戦の全英こそアンダーパーでプレーすることができず予選落ちを喫したが、エビアン選手権では最終日に「64」をマークしてクラブハウスリーダーでホールアウトし、3位タイに入るなど善戦した。
かねて米ツアー進出を目標としている西郷。そのフィールドへの挑戦に対して、申し分ないシーズンを送っているようにも思えるが、エビアン選手権でさえも「通用したところよりも、足りないことの方がたくさんあった」と、実力不足を口にする。
「環境が整った国内で準備を重ねたい部分もあります。いま急いで行っても、結果を求めすぎて崩れてしまう、というのが目に見えている。まだ結果を望めないので、自分には準備が足りないな、という考えです」
あくまでも「今年の段階ではそこまでのレベルじゃないというところで、今年は受けるつもりはない」という意志。来年以降、将来的なQシリーズ挑戦に向けて、具体的に計画を立てないといけない時期に入ってきていると話す。
「チームで相談しつつ、いつ受けるかを決めて。先延ばしにするのではなくて、トレーニングや練習を積んで、成長した状態で挑めるように進めていこうと思っています」
19年のプロテストに合格し、プロ3年目を迎えている20歳。これからのゴルフ人生を、長い目で語った。
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