<Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 初日◇25日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7191ヤード・パー72>
清水大成が最高のスタートを切った。3連続バーディが先行した初日は、8バーディ・1ボギーの「65」でプレー。自身初となる“単独首位”に立った。
インコースからティオフし、12番パー3から快進撃はスタートする。「右横から15メートルと長くて、1、2メートル切れるフックライン」を沈めて会心のバーディ。流れに乗って、13番、14番と3連続でスコアを伸ばした。
15番はパーオンを逃してこの日唯一のボギーを喫したものの、前半最後の18番でバーディを獲って帳消しに。後半に入ると、「ティショットがよかったので、ストレスなく回ることができた」と、勢いそのまま4つ伸ばしてホールアウト。4つあるパー5すべてでバーディを獲るなど、マネジメントも光った。
先週大会も2位タイ発進を決めるなど、好調をみせていた清水。だが、その後は「パターが入らなかった」と上昇気流に乗れず、22位タイで4日間を終えていた。しかし、その最終日に「気分転換に」とピン型からスイッチしたスコッティ・キャメロン『GoLoシリーズシングルベントマレット』がこの日は奏功。「33」パットだったパッティングをこの日は「28」にまとめ、スコアメイクにつなげた。
ちなみに、昨年大会も「64」の好スコアで首位タイ発進を切っていた。「やりやすいのかもしれない(笑)」と笑顔もこぼれるが、昨年は2日目以降ずるずると崩れ、結果トータル7オーバー・73位タイフィニッシュ。苦い思い出になってしまった。
「ここから落ちていくようでは成長していない。落ち着いて、普通にプレーできればアンダーが出せるはず。自分にプレッシャーをかけすぎずにやれれば」。今季トップ10に3度入るなど、たびたび優勝争いを演じている23歳。昨年の自分に別れを告げ、ひと回り大きく成長した姿を見せつけていく。
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