<ゴルフ5レディス 2日目◇3日◇ゴルフ5カントリー オークビレッヂ(千葉県)◇6465ヤード・パー72>
小樽で優勝を逃してから1週間。原英莉花は5バーディ・2ボギーの「69」で回り、トータル8アンダー・3位タイで最終日に入る。2打差の逃げ切りを図った前戦(最終7位タイ)から、今度は2打差で単独首位に立つ勝みなみを追う。
神様からの「ご褒美」もあった一日だった。16番パー5では80ヤードからの3打目を左手前のラフに外したが、20ヤードから「包み込むようなイメージのロブショット」で球をふわっと上げてチップインバーディを奪取。この日は5つのバーディのうち、4つをパー5で奪ったものだった。
予選ラウンドの2日間で、難易度が易しいトップ4にランクインしている4つのパー5。16番を除いては、ティショットがフェアウェイをとらえることができれば、セカンドショットで果敢にグリーンを狙っていくという、攻めのマネジメントを決めている。
その狙い通り2日目は、3番(547ヤード)と6番(488ヤード)では2打目をともに3番ウッドでグリーンのカラーまで運び、イーグル狙いのバーディ。13番(474ヤード)では7番ウッドでピン奥16メートルについてしまったが、きっちり2パットで沈めた。
伸ばしあいとなった2日目だったが、60台をマークして、上位勢にしっかりついていった。3位の位置をキープし、首位との差は2打に縮めた。「追いかける立場なので、誰よりもバーディを獲らないと勝てない」と気を引き締める。
最終日の目標は、初日にトーナメントコースレコードを叩き出した勝みなみを思い浮かべて、「9個バーディが獲れているみなみちゃんがいるので、(わたしも)9個獲りたい!」とニンマリ笑顔。「76」と失速して優勝を逃した先週のぶんも、今大会は大暴れといきたい。(文・笠井あかり)
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