ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は米国女子ツアー「クローガー・クイーンシティ選手権」が行われるケンウッドCC(オハイオ州)から。
「もっと拍手して!って思った(笑)」
渋野日向子がホールアウト後に珍しく言った。木曜日ながら在米日本人のギャラリーが付き、さらには日本から来たファンもいるなかで、日本ツアーほどとは言わないまでも、拍手や声援はあったように見えたけど…。
それは18番の2打目だった。この日、フェアウェイが湿っている影響でほとんどのホールでティイングエリアが大幅に前へ移動した。そのなかで、18番(パー4)はほぼ変わらず419ヤード。距離が長いのにフェアウェイはランが全くでないため、多くの選手が苦しむこととなったのだ。
さらに渋野曰く「私が飛んだ右側のフェアウェイは芝を刈れていなくてかなり長かった。そのおかげでラフまで行かずに止まったんだけど」という状態。結局、ボールはフェアウェイにあるものの2打目はピンまで223ヤード。「意味が分からない(笑)」という距離だった。
ここから渋野は3番ウッドで手前から乗せて右奥7メートルに。2パットにまとめてパーをセーブした。この2打目を打った後にもう少し拍手してほしかった、というわけだ。「グリーンに乗ったから、もうちょっと拍手してよって(笑)。そんな簡単じゃないぞって。むずかった」と冗談めかして笑った。
ただ、ギャラリーさんのフォローをさせていただくと…。2打目地点からだとグリーンに乗ったのが確認しづらく、グリーン周りはスタンドが取り囲んでいて、向かうにも一苦労でした…。
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