<日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 最終日◇11日◇城陽カントリー倶楽部(京都府)◇6555ヤード・パー72>
ニューヒロインが誕生した。昨年11月に最終プロテストに合格したばかりのルーキー、19歳の川崎春花が、最終日に1イーグル・6バーディの「64」をマーク。トータル16アンダーまで伸ばし、2位に3打差をつけて、ツアー初優勝をメジャー大会で飾った。
「全然信じられないです、うれしいです」。今季はレギュラーツアーと下部のステップ・アップ・ツアーの両方に出場しながら、8月のステップ「山陰ご縁むす美レディース」でプロ初優勝を挙げたばかり。今大会には予選会を突破しての出場だった。
首位と4打差の4位タイで迎えたファイナルラウンド。ガマンの展開が続いたが、8番パー4で「入ると思っていなかったのでびっくりしました」フェアウェイからの2打目を直接沈めて値千金のイーグル奪取。スコアを2桁に乗せると、12番から4連続バーディで単独首位に立つ。そして17番、18番を連続バーディで締めて一気に後続を突き放し、山下のホールアウトを待たずして優勝が決まった。
「最初はバーディチャンスを連続して外してしまったりしていましたが、最後まで諦めずにプレーしたら(トゥデイ)8アンダーになっていました。ふふふ」。地元京都府出身の“はんなり京女”は、穏やかな口調とあどけない表情で1日を振り返った。
地元ということもあって、「たくさんの方が応援してくださって、今日は優勝できました」と、多くの声援を力に変え、優勝カップを手にすることができた。「これからも頑張っていきますので応援よろしくお願いします」と締め、プロ1年生はさらなる飛躍を誓った。
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