レギュラーツアー通算12勝(1973年のツアー制施行前を含む)、シニアツアー通算17勝のレジェンド・金井清一氏が、昨年11月30日に神奈川県川崎市内の病院で誤嚥性肺炎により逝去した。82歳だった。
新潟県出身の金井氏は独学でゴルフの腕を磨くと、1965年にプロ入り。1972年にはジャンボこと尾崎将司に競り勝って、初優勝を果たした。1976年には同大会で2度目の勝利を挙げるなど、国内メジャー通算5勝を挙げて“公式戦男”の異名をとった。シニアに主戦場を移した後も腕前に衰えは見られず、1993年からの4連続を含めて歴代最多となる5度の賞金王タイトルを獲得した。ツアーから退いた後は長らく闘病生活を続けていた。2017年に日本ゴルフ殿堂入り。表彰式では感極まって涙を流した。葬儀は親族だけでしめやかに行われた。
<ゴルフ情報ALBA Net>