<ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 3日目◇21日◇レイクノナG&CC(フロリダ州)◇6608ヤード・パー72>古江彩佳にとって、トータル3アンダー・9位タイで迎えたムービングデーは歯がゆい一日になった。「全体的に悪くはないけど、流れがつかめなかった」とスコアを1つ落とし、トータル2アンダー・18位タイに後退した。
1番でいきなりボギーを叩くと、そこからチャンスについても2メートルほどのパットが一筋ずれるという場面が続き、取り戻すことができない。「きょうは朝露もなくて、(グリーンが)少し速かった。なかなか入らずリズムも作れない。パターで苦しみました」。6、8番でも落とし、ズルズルいきそうな雰囲気も漂った。それでも9番の初バーディから、らしさも見せた。フェアウェイキープ率78.5%、パーオン率77.7%とショットは相変わらず上々の仕上がりで、14番までに4つのバーディを立て続けに奪う。しかし16、17番で連続ボギー。珍しく浮き沈みの激しい18ホールになった。3パットも2回記録。もったいないスコアロスを重ねた。「前半はけっこうショックだったけど、後半バーディが獲れた。最後に落ちたのはくやしいけど前半のボギーペースのなか、1オーバーで終われたのはよかった。アンダーで回れるように、赤字を意識しながら(最終日は)回りたい」。しっかりとかみ合えばビッグスコアを出す爆発力を秘めているだけに、スッキリと開幕戦を終えたい。(文・間宮輝憲)
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