<ファーマーズ・インシュランス・オープン 最終日◇28日◇トリーパインズGC (米カリフォルニア州)◇7765ヤード・パー72>4度目の挑戦にして、初めて今大会の決勝ラウンドを戦った小平智。結果的にはトータル4オーバー・53位タイと上位に絡むことはできなかったが、“鬼門”での4日間で得た収穫は計り知れない。
これまでは「世界で一番難しい」と苦手とするサウスコースにはね除けられていたが、ようやく目標としていた予選通過を果たした。「すごい自信になります。しかも、サウスコースで3日間できたので、自分の中で大きなものなった。通用しなかったですけど、得られたものはすごく大きい」と今後につながる一戦となった。今年はまだ2戦目とあって本来のプレーにはほど遠いが、徐々に感覚を取り戻しつつある。「この一週間、ティショットはすごい良かった。ショットの精度だったり、アプローチの感覚だったりはまだ戻ってきていない。いい部分と悪い部分がはっきりした。この難しいコースだと課題がはっきり見える」と、収穫と課題を持って次戦に臨むことができそうだ。来週は同じくカリフォルニア州での「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」に出場する。「ここで予選通ったから(来週も)通るだろうって思ってます。嫌いなコースじゃないので、上位目指して頑張りたい」。難コースで得た自信を胸に、2018年4月以来となるトップ10入りへ向けて調子を上げていく。
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