27日に発表された男子の世界ランキングで、52歳のフィル・ミケルソン(米国)が318位となり、プロ転向以来自己ワーストを記録した。
1992年6月にアリゾナ州立大を卒業すると同時にプロ入り。前年にアマチュアで「ツーソンオープン」を制したことからすぐさまPGAツアー入りを果たし、当時の世界ランキングは250位。最高位は2001年2月に初めて記録した2位だった。06年に「マスターズ」でメジャー初優勝を果たすなどメジャー通算6勝、PGAツアー通算45勝を挙げているが、タイガー・ウッズ(米国)が王者に君臨した時期と重なったこともあり世界ランキング1位には一度もついていない。21年5月、「全米プロゴルフ選手権」では史上最高年齢でメジャー勝利を挙げたが、22年6月以降は「LIVゴルフ」に参戦。同ツアーが世界ランキングの対象外となっているため、ポイント付与はなし。直近では昨年6月の「全米オープン」、7月の「全英オープン」、今年2月のアジアンツアー「PIFサウジインターナショナル」に参戦したが、すべて予選落ちでポイントは獲得できなかった。先週のLIVゴルフ23年開幕戦、メキシコ・マヤコバ大会では54ホールを戦いトータル1オーバーで27位。賞金は18万5000ドル(約2500万円)を獲得した。(文・武川玲子=米国在住)
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