<オーガスタナショナル女子アマチュア(予選) 初日◇29日◇チャンピオンズ・リトリートGC(米ジョージア州)◇ 6410ヤード・パー72> 一時は4オーバーまでスコアを落とした伊藤二花(にか・麗澤高2年)だったが、上がり3ホールで2バーディを奪い、2オーバー・23位タイでホールアウト。30位タイまでの予選通過圏内まで戻してきた。
世界のトップアマ終結! オーガスタ女子アマ(予選)現地から写真を直送【LIVEフォト】
スタートの10番ホールでいきなりボギーを叩くも11番でバウンスバック。しかし14、16番、折り返して2、5番でボギーを叩き、ズルズルと後退していった。 「4オーバーまでいってしまって、少し焦ったんですけど、7番で1メートルくらい曲がる下りのスライスラインが入ったので、気持ちが楽になりました。次のパー3は8番アイアンだったんですけど、前の大会で8番アイアンで打ってバーディを獲ったホールとすごく似ていて、同じ感じで打ってバーディを獲れたので、それがよかったです」と、連続バーディにニッコリ。初出場での予選通過が見えてきた。 伊藤はこの春から高校3年生になる。昨年は「全米女子オープン」、「全米女子ジュニア」、「全米女子アマ」に出場。今年に入って、「ヒルトン・グランド・バケーションズ・アニカ招待」(1月14〜17日)、世界のアマチュア26名だけが招待される「ジュニア招待atサージバレー」(3月18〜23日)に出場し、それぞれ6位と2位に入るなど、アメリカでの試合経験をしっかり積んできた。 「サージバレーはみんなでコテージに泊まりました。選手だけだったんですけど、私は親はいなくて、日本人が1人もいなかったです。サージバレーでアメリカの試合にも慣れましたね」と、外国人だけの環境にも臆することはない。 決勝進出がかかる予選2日目に向けては「本当は伸ばしたいんですけど…」といいつつ、「そこまで気持ちを高めちゃうとあれなので、パープレーを目指して、20位くらいで決勝に行きたいです」と、控えめな目標を立てる。 高校生活もあと1年。「アメリカの試合も出られる試合は出つつ、日本のプロテストも受けるので、どっちも結果を残して世界アマチュアランキングをどんどん上げていきたい。10位くらいまで上げたいです」と、話す。 伊藤の最新の世界アマチュアランキングは29位。今年度のJLPGAプロテストの要項によると、『当該年度7月の最終金曜日時点の世界アマチュアゴルフランキング上位10位までの者』は2次までが免除され、最終から出場できる。プロで活躍するために、1つ1つの試合を大切にプレーしていく。(文・下村耕平)
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