<マスターズ 初日◇6日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7545ヤード・パー72>右足をかばいながらのプレーはまだまだ続く。2年前の2月に自動車事故で右足に大ケガを負ったタイガー・ウッズ(米国)が、3バーディ・5ボギーの2オーバー・54位タイで初日を終えた。
切断の危機にあったケガから懸命なリハビリを行い、なんとか昨年復活。いまでも出場試合はかなり絞っており、今年はこれが2戦目。出だしは落ち着かないプレーが続いたが、なんとか終盤の連続バーディで戻りかけた。しかし最終ホールでもボギーを喫し、悔しい1日となった。「ドライバーはよかったけど、ピンに寄せることができなかった。今日はアンダーパーで回るべき日だった。多くの選手がいいスコアを出しているように」。好コンディションのなかでのオーバーパーには納得いくはずもない。傾斜地からのショット時は踏ん張りがきかないことも多く、ショット後に顔をしかめるシーンも目立つ。そんななかでも上位を見据えるのがウッズ。昨年の復帰以降は「勝てると思わなければ出ない」と自身を鼓舞しながらメジャーへの出場を続けている。「あしたはもう少しシャープでよくなければならない」。王者は決勝ラウンド進出を諦めない。
<ゴルフ情報ALBA Net>