<マスターズ 2日目◇7日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7545ヤード・パー72>追い上げを目指した松山英樹はボギーなしの2バーディ。といっても、9番のグリーンに上がったところで悪天候により中断。そのままこの日のプレーは翌日に持ち越しとなった。
途中一度中断があったものの、21分で再開。ところが2度目の中断は、なんともタイミングの悪いときだった。8番でバーディを奪いトータル3アンダーに浮上した直後の9番パー4。2打目がショートしたが、3打目のアプローチがカップをかすめた。ボールに歩み寄りお先にタップインの距離だったが、そこで中断を告げるホーンが鳴った。いい流れできていただけに残念な中断。バックナインが丸々残っていた中でのプレーストップ。松山自身も苦笑いを浮かべながらボールをマークし、引き上げた。再開することなく、その後競技順延が発表された。この日はパー5でしっかりとスコアを伸ばした。2番では左はしのピンに対して右のバンカーから2メートルに寄せてバーディ。4番では絶妙なアプローチを見せパーセーブ。8番ではティショットをバンカーに入れ、2打目はレイアップ。そこからピン左奥4メートルにつけ、これを沈めた。初日から続く安全なプレーは健在だが、翌朝は調整の時間もあまりない。朝8時からプレーが再開し、松山は第3ラウンドとあわせて27ホールをプレーするタフな日となる。中断時の順位は18位タイと上位がうかがえる位置だけに、なんとか第2ラウンドのバックナインをうまく乗り切り、“ムービングデー”の爆発につなげたい。
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