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4季ぶりVの比嘉真美子「迷い吹っ切れた」 大山志保「今後に注目」【辻にぃ見聞】

長いスランプに苦しんでいた比嘉真美子が、キム・ハヌル(韓国)とのプレーオフの末、4季ぶり3度目のツアー優勝を飾った「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」。最終18番で1打差に4人がひしめく大混戦となった今大会を、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が振り返る。

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■4季ぶりVの比嘉真美子「迷いが吹っ切れたプレーしていた」
4季ぶりのツアー優勝をつかんだ比嘉に対して、「苦しんだ時期が長かっただけに、本当に良かった」と話した辻村氏。今週の比嘉のプレーを見ていて、「迷いが吹っ切れたプレーをしていた。頭の中がスッキリしたんじゃないか」と感じたという。

比嘉はルーキーイヤーの2013年にいきなりツアー2勝をあげたものの、その後低迷。2015年には17試合連続を含む23試合の予選落ち、2016年も32試合中17試合で予選落ちするなど、「もう2度と勝てないんじゃないか。ゴルフをやめたい」と思うほど苦しんでいた。その比嘉が、「センチュリー21レディス」の開幕前に辻村氏へ電話してきたという。「知らない番号の電話に出たら、『比嘉です。今お時間いいでしょうか』と。話を聞くと、『4年間勝ててない。頑張ってもトップ10以上が見えない。どうしたらいいか前が見えない状態なんです』と。突然でびっくりしました」。

そんな比嘉に対して辻村氏は2つのポイントをアドバイスしたという。1つは“アドレスでの立ち方”。「立ち方が弱いというか、とにかく上半身に力が入っていた。『力を抜け』と言ってできる状態じゃなかったので、逆に目いっぱい下半身に力を入れさせて、意識を下に行かせるようにしました」。そしてもう1つが“呼吸への意識付け”。「頭の中がグシャグシャで、心と体がバラバラだと感じた。呼吸も浅かったので、ゆっくり深く呼吸するよう意識させました」という。
その後比嘉は、「大東建託・いい部屋ネットレディス」で7位タイ、「北海道meijiカップ」で4位タイ、そして今回の優勝と調子は上昇気流に。この3大会での10ラウンドだけを見ると平均ストロークは69.2と、全体トップのハヌル(70.3393)より1ストローク以上よくなっている。「プロでも先が見えない状態は辛い。やるべき方向が見えたのでは」と辻村氏も評価する。

以前から比嘉の持つポテンシャルについて、「クラブをあれだけ鋭く振れ、ボールを強く叩ける選手はそうはいない」と語っていた辻村氏。だからこそ今後に期待したいという。「4年前にしくじった理由は本人が一番分かっているはず。まだ23歳と若いし、正しい練習にコツコツ取り組んで、若いうちに苦労したことをプラスに変える気持ちで頑張って欲しい」。

■ケガから復帰の大山志保「パッティングで何かつかんだのでは」
辻村氏が今大会でもう1人気になったという選手が、最終日に“68”のチャージを見せ、3位タイでフィニッシュした大山志保。今年40歳になった大山のプレーについて、「楽にクラブが振れている。今季ここまでパーオン率も1位ですよね。この年齢で、このプレーは本当にすごい」と大絶賛した。「今季ケガで苦しんでいる大山さんですが、その影響もあってか恐らく6割くらいの力でスイングしているんじゃないでしょうか。でも、そのスイングがとてもバランスがいい。ケガが教えてくれることもあるんだなと思いました」。

さらに辻村氏は、「今週彼女はパッティングで何かつかんだんじゃないか」と指摘。「今季はパーオン率1位とショットがいいだけに、ここまでパットに悩んでいたと思います。でも、今週の動きを見ていたら、(パッティングの)ストロークがすごくよくなっていた。元々、ピンめがけて一直線に行くタイプの選手ですから、はまってくると(他の選手にとっては)脅威でしょうね」。そして、気持ちを全面に出す大山のプレーには今後も注目だと言う。
「以前、彼女から、『攻めて失敗したらその後の練習などで成長できるけど、攻めずに失敗したら成長できない』というような話を聞いたことがありますが、これはあらゆる選手に当てはまる言葉だと思いました。彼女は全ての選手の模範になる選手なので、今後のプレーには注目していきたいですね」

解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。コーチ転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子らを指導。上田の出場試合に帯同、様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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