<キャンビア・ポートランド・クラシック 初日◇31日◇コロンビア・エッジウォーターCC(6,476ヤード・パー72)>
国内女子ツアー「CAT Ladies」を18位タイで終えた後、「ショットは良くなっています。去年の秋くらいの状態に戻ってきています」と話していた畑岡奈紗。言葉通り、米国女子ツアー復帰戦となる「キャンビア・ポートランド・クラシック」で5アンダー・2位タイの好発進を決めた。
10番から出た畑岡は、11番で4mを沈めてバーディを先行させると、ボギーを1つ挟んで迎えた15番から3連続バーディ。さらに後半も4バーディ・2ボギーとスコアを2つ伸ばしてホールアウト。6月の「ウォルマートNWアーカンソー選手権」初日以来となる60台を叩きだした。
「すごくよかったと思います。パッティングも入ってくれたので、そこが一番よかった」と笑顔で引き上げてきた畑岡。17番でグリーン手前12ヤードからチップインバーディを決めたことにも触れ、「ああいうアプローチも課題としていたので、入ってくれて嬉しかった」と話した。
久々となるアメリカでの好プレー。「日本に帰っていろいろやってきたことが良かった」と話す。「トップを高く上げるようにしたスイングに変えました。ときどき悪いところが出ちゃいますけど、でもよくできる方が多い」と手ごたえを掴んでいる。
スイングが安定したことはメンタル面にも好影響。「ショットで攻めていくのが自分のゴルフだと思うので、それが戻ってきたのでよかった」とらしさを取り戻した。“(優勝した)日本女子オープンの時のような堂々とした感じでしたね?”という質問には、「それはあると思います。そこまではまだ緊張はしていなかったですけど、でも落ち着いてできました」とうなずいた。
「明日も集中切らさずに最後まで頑張りたいと思います」と意気込んだ畑岡。“藍さんも頑張って週末一緒に回れたら”という質問に「そうですね、頑張ります」とはにかんだ。
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