<マンシングウェアレディース東海クラシック 2日目◇16日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース (6,446ヤード・パー72)>
今大会のスポンサーである株式会社デサントとウエア契約を結んでいる宮里美香。初日は2オーバーと出遅れ、この日は巻き返しを狙ったが逆にスコアを3つ落とし、トータル5オーバー75位タイでフィニッシュ。決勝ラウンド進出はならなかった。
ホステスプロとして上位に進出できなかったことで、ラウンド後には悔しい表情を見せた宮里。2週後の「日本女子オープン」への出場は決まっているが、それ以外の予定をまったく組んでいないという。
米ツアー参戦9年目となった今季は、5月から7月中旬までトーナメントには出場せず、「全米女子オープン」から復帰。その後4試合に出場したものの、いずれも予選で敗退していた。米ツアー最終戦まで試合は残っているが、出場資格がないため、賞金ランキング156位(9月11日現在)では、来季のシード権獲得が難しい状況だ。しかし、トータル10試合には出場しているため、ファイナルQTの受験資格は手に入れている。だが、
「正直、ファイナルQTに行くかどうかはまだ決めていません。モチベーションの問題といいますか、言葉ではうまく説明できないんですよね。日本女子オープンが終われば、12月のファイナルQTまで時間がありますし、その間にじっくりとどうするかを考えたいと思います」
宮里といえば、日本女子オープンを2度制し、米ツアーでも12年の「セーフウェイクラシック」で優勝。22歳10カ月での勝利は、日本人女子として史上最年少記録となっている。それだけに、今後も米ツアーに挑戦し続けるのか、日本ツアーを主戦場とするのか、はたまたそれ以外の選択肢があるのか。去就が注目されるが、結論を出すのはもう少し先になりそうだ。
文/山西英希
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