<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 最終日◇24日◇利府ゴルフ倶楽部 (6,551ヤード・パー72)>
宮城県で行われた「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の最終日。ダンロップスポーツと用具使用契約を結ぶ青木瀬令奈が5バーディ・2ボギーの“69”でラウンド。トータル3アンダーの6位タイとトップ10に入り、ホステスプロとしての意地を見せた。
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初日に上がり2ホールで連続バーディを奪い、1アンダーでフィニッシュした際に「ダンロップの契約選手としてアンダーパーで初日を終えるのは宿命だと思って、気合いで頑張りました」と話していたホステスプロ。だが、この日はその気合いが空回りしたか、8番、9番と2mほどのバーディパットを外す嫌な流れで前半を折り返す。
それでも、今季初勝利を挙げた実力者はここからが違った。13番で「逆目で難しかった。奇跡的でした」と奥のラフからチップインバーディを奪うと、続く14番で5mをねじ込み連続バーディ。さらに16番でもピンまで13ヤードのラフからチップインバーディを決めて、17番では4mをカップイン。一気にトップ10に食い込み、「最終日に60台を出せて、ホステスとして良かった」と話した。
しかし、「久しぶりに良いゴルフでしたが、欲を言えば午前中からこのプレーをやりたかった」と、納得した表情を見せることはなかった。それは6月の「ヨネックスレディス」で初優勝して以降、周りの要求が高まっていることも無関係ではないだろう。「勝ってから評価が厳しくなりましたね。アンダーパーを出して当たり前のような感じに。オーバーパーだと“大丈夫?”みたいな(笑)」。
クラブ契約を結ぶダンロップとて例外ではない。「今年は例年以上に優勝して欲しいというのをヒシヒシと感じました。イベント出演など取材も増えましたから」。そういったお世話になっている人たちの気持ちを感じていたからこそ、「最低限できた」という思いと「もっとできた」という思いが交錯したのではないか。
とはいえ、来週のメジャーに向けて良い流れを作れたのは間違いない。「ヨネックスを勝ったときも前の週にトップ10に入って翌週優勝、という感じだったので来週に良い流れで行きたいですね」。今年「日本女子オープン」が行われる我孫子ゴルフ倶楽部は、青木のコーチ兼キャディを務める大西翔太氏が研修生をしていたコース。「コーチの地の利を生かして頑張りたいですね。やるのは私ですけど(笑)」。メジャータイトル獲得となれば文句なし。周囲から寄せられる期待のハードルを軽々と飛び越えられるに違いない。
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