<アジア・パシフィック アマチュア選手権 事前情報◇25日◇ロイヤル・ウェリントンGC(7,219ヤード・パー72)
10月26日(木)に開幕する「アジア・パシフィックアマチュア選手権」。25日には練習ラウンドや公式会見が行われたが、中でもひときわ注目を浴びたのがニュージーランドアマチュアランキング1位で21歳のニック・ボーク(ニュージーランド)だった。
【関連】松山英樹はアジアアマを連覇!
「母国で今大会が開催されることがうれしい。代表として良いプレーを期待される半面、すばらしい機会だとも思う」
とホーム開催へのプレーシャーを感じさせず、ボークは淡々と質問に答えた。
今年で4度目の出場となるボークは2014年以降、卒業した今年までの学生大会で5度の優勝を飾るなど、ニュージーランドのアマチュアゴルフ界きっての実力者。アジア・パシフィック アマチュア選手権は2013年33位、2015年19位、2016年11位とトップ10にこそ入っていないものの、着々と順位を上げている。また、2017年は学生の試合に加え、「ハウキー招待」、「アーマン・サニオープントーナメント」で優勝するなど好調を持続。静かな表情の裏側には自信もあるのだろう。
一方で今大会は過去に8回開催されているが、ニュージーランド勢の優勝はない。今回はボークを始め、コースが位置するニュージーランドの首都ウェリントン出身のダニエル・ヒリアー、3度目出場となるライアン・キスナルやルーク・ブラウン、デンゼル・イレミア、ジェームズ・アンティス、マーク・ハットソン、ケリー・モントキャッスル、ヘンリー・スプリング、チャーリー・ヒラーの計10名が国を背負って参戦するが、
「ボク、またはチームメイトが今年のチャンピオンになってくれたらとてもうれしい」(ボーク)
と、母国での開催に向けてキウイ(ニュージーランドの国鳥で、同国のシンボルとして表現される)軍団での戦いも強調した。
今回はアジア太平洋ゴルフ連盟に加盟する38の国と地域から117名のアマチュアが集結。アジア・オセアニア地区最高峰のタイトルをかけ、4日間に渡る熱戦を繰り広げる。また、大会優勝者には2018年度の「マスターズ」に加え、今回から「全英オープン」への切符も付与されることになっている。
<ゴルフ情報ALBA.Net>