<TOTOジャパンクラシック 事前情報◇31日◇太平洋クラブ 美野里コース(6,608ヤード・パー72)>
昨年はロープの外から見つめていた舞台に、今年は選手として臨む。「TOTOジャパンクラシック」の指定練習日となった31日(火)、畑岡奈紗が登場。INコース9ホールをラウンドし、コースの感触を確かめた。
昨年の「日本女子オープン」を制した畑岡だったが、出場時アマチュアだったためTOTO-出場権を得られなかった。その為、昨年大会はロープの外から憧れの宮里藍や親交のあるチョン・インジ(韓国)のプレーを見守った。それが今年は「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」、日本女子オープンを制し、賞金ランク35位以内の資格で出場権を獲得。「初めてですが精一杯頑張りたい」と選手として堂々とコースに立つ。
また、プロ転向後、地元である茨城での試合は初出場。初の“自宅通勤”ということもあり、気合いの入る要素の1つ。「地元ということで今日もリラックスして調整できました。地元の応援を力に変えたいですね」と力強くコメント。「あとは家なので時間は結構ありますが、のんびりしすぎないようにしたい」と緊張の糸を切らさないようにすると話した。
「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」、「樋口久子 三菱電機レディス」と2週続けて2位につけるも、最終日が中止となる不運に見舞われた。「その分悔しさも溜まっているのでそれをぶつけたいですね。調子は良いので、良い部分を伸ばして行きたい」。今大会で優勝すれば来年の米ツアーの出場権を得られるだけに、早い段階から照準を合わせてきた戦い。溜まったうっ憤を晴らすにはこれ以上ない舞台だ。
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