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【2017年LPGAスタッツ振り返り】ぶっ飛び女子5人はどんな1Wを使っていた？

2017年シーズンの国内女子ツアー全38試合が終了し、賞金女王は鈴木愛が初の戴冠となった。賞金以外でも、国内女子ツアーでは2017年から細かな計測スタッツを公表しているため、今年一年の戦いの結果を示す各種スタッツから使用ギアを紐解いてみよう。
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初回は、今年から設置された通年のドライビングディスタンス（平均飛距離）について。初代ドライビングディスタンス女王は葭葉ルミがただ1人260ヤードの大台に乗せた。画像にもあるとおり、直近の練習場で計測した弾道計測器「GC2」のデータではボールスピード65.26m/sを記録。その他、下記に上位5傑の主に使用していたドライバーを（）内に記載した。
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【2017年ドライビングディスタンス上位5傑／主な使用ドライバー】
1位 葭葉ルミ 260.76y
（CRAZY CR-Z 435／10.5度／CRAZY Royal Decoration X）
2位 川岸史果 257.45y
（ミズノ JPX900／8.5度／ツアーADクアトロテック55S）
3位 穴井詩 255.16y
（トブンダ TRY FIT Pro 420／9.5度／ツアーAD PT-6X）
4位 テレサ･ルー 254.18y
（キャロウェイ BIG BERTHA ALPHA 816 ◆◆／9度／Motore Speeder 569S）
5位 山城奈々 252.45y（
キャロウェイ GBB EPIC US仕様／9.5度／Speeder EvolutionIII 569S）
主に上記のドライバーを使用したものの、約半年以上の長きの戦いの間、もちろん複数のドライバーを使い分けた選手もいる。穴井はシーズン終盤にかけてキャロウェイ『GBB EPIC Subzero』やテーラーメイド『2016 M1』をテストし、「大王製紙エリエールレディスオープン」ではドライビングディスタンス1位を獲得するなど、ゴルフ5のツアープロへの用具提供撤退に関する試行錯誤がプラスに転じたとも見れる。
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また、テレサ・ルーは飛距離が劇的に伸びた『GBB EPIC STAR』で開幕戦を迎えたものの、信頼する使い慣れた『BIG BERTHA ALPHA 816 ◆◆（2015年モデル）』に数試合で戻った。山城奈々はシーズンを通して『GBB EPIC』の米国仕様を使用したものの、夏場にPING『G400 LST』を一時期テストしたこともあったようで、シャフトも『スピエボIII』以外にも『スピエボIV』ほか数種類を併用していた。
なお、上記5人に関してはいずれもヘッドスピードは45m/sは軽く越えると思われるが、葭葉とテレサは46インチの長めを使用していた。それに対し、穴井は44インチ、川岸は45インチと短めをシャープに振り切っていた。短いドライバーの方がFWキープ率は高くなりそうなイメージだが、5名に関する曲がりは下記のようになっており、テレサの“飛んで曲がらない”は図抜けていた。
【ドライビングディスタンス上位5傑のFWキープ率と賞金ランク】
葭葉ルミ　　　 52.0308％（90位）、賞金ランク38位
川岸史果　　　 55.3427％（83位）、賞金ランク7位
穴井詩　　　　 51.9542％（91位）、賞金ランク22位
テレサ・ルー 61.4742％（55位）、賞金ランク3位
山城奈々　　　 54.9228％（84位）、賞金ランク71位
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