<ファイナルQT 3日目◇30日◇有馬カンツリー倶楽部>
3日目の競技が終了した「ファイナルQT」で、来季の出場権を狙う飛ばし屋・鈴木麻綾のキャディを務めているのはフルスイングが信条の“マン振り娘”こと山城奈々だ。
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「サードQTで落ちた奈々さんが“やろうか?”って声をかけてくださって。二つ返事でやってもらうことにしました」と実現したこのタッグ。飛ばし屋同士攻め方などが似ているからの起用かと思いきや、鈴木の狙いは違うようだ。
「山城さんは1つ1つのプレーに細かいので、自分のゴルフを預けられるんです。“このアプローチはどうする?そのためにはこう打とうか”みたいな感じで。また、プレーごとに最低のラインを設けてくれるから、そこができれば良い、みたいな感じで安心してプレーができています(鈴木)」。山城の自分にはない繊細な部分が魅力だった。
また精神的な効果も。「奈々さんから“QTだからって気負わず、いつものステップでの試合くらいのイメージでやった方が良いよ”と言ってくれてかなり楽になりました。軽く振っても飛ぶんだから大丈夫だよ、と。おかげで力まずできています」。気心知れてる仲間が隣にいることがどんなに心強いか。改めて実感している。
“山城キャディ”の効果もあり現在トータル1アンダーの24位タイ。30位以内と見込まれている来年前半戦のフル参戦の資格に目の前のところまできている。「最終日、1つでもスコアを伸ばせるように頑張りたい」。夢の舞台はもう目の前だ。
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