15日(金)、千葉県内のゴルフ場にて株式会社JOINTONE主催のゴルフコンペが行われ、同社とマネジメント契約を結ぶアン・ソンジュ(韓国)が参加。今季を振り返るとともに、来季への意気込みを語った。
試合中の真剣な表情とは違い、終始リラックスムードでプロアマ戦を楽しんだソンジュ。「多くのスポンサーさんが来てくださり、1年間お世話になったお礼ができました。また、楽しい時間を過ごしていただき、少しですが恩返しをできたかなと思います。私も楽しく過ごすことができました」。1年間応援してくれたスポンサーに感謝の意を表した。
今季は開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で優勝。最高のスタートを切ったものの、その後はなかなか勝利に手が届かない。昨年よりも5試合多い29試合に出場したが、トップ5入りは自己ワーストとなる5回。結局、開幕戦の1勝のみに終わり、2010年の日本ツアー参戦から続いていた複数回優勝が途絶えてしまった。
「最初にポンっと勝てたけどそこから上に行けなくて。勝ったことで力が入っていた部分がありました。良い時と悪い時が激しかったですね。悔しいです」。開幕戦の優勝インタビューで「笑顔を絶やさずゴルフを楽しむこと」を今季のテーマに掲げていたが、「結局楽しくはできなかったですね。楽しもうと思っても自分がやりたい攻撃的なゴルフが出来ないので、中々楽しめない。気持ちに体がついていかなかったこともありました…」と唇を噛んだ。
納得のいくシーズンとはならなかったが、最後の最後で光明も。「諦めずにショットを調整していた成果が最後にでて、やっと良くなってきました。来年に期待できると思います。また、そこで成績を気にし過ぎていたことにも気が付きました。自分に厳しくし過ぎたと思います。もう少し緩くやっても良かったのかなと」。収穫は大いにあった。
「来年は今年できなかったことをできるようにしたいですね。今年の自分を越えていく、そんなシーズンにしたいと思います」。来年は強いアン・ソンジュが戻ってくる。そんな予感を抱かせる強い口調で意気込んだ。
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