<ソニー・オープン・イン・ハワイ 2日目◇12日◇ワイアラエCC(7,044ヤード・パー70)>
日本の賞金王として「ソニー・オープン・イン・ハワイ」に挑んだ宮里優作だったが、初日は2オーバー・116位タイ。大きく出遅れると、第2ラウンドでも3バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの“73”と苦しみ、トータル5オーバー・134位タイで予選落ちとなった。
【スイング連続写真】賞金王・宮里優作は細い軸で回転できる筋力がスゴイ
2日間のプレーを振り返り、「スコア通りの感じですね。フェアウェイに打ってもなかなかピンのほうには飛んで行かないし、う〜ん…、ちょっと難しかったです」と語った宮里。今大会ではセカンドショットに苦しんだ。
「この芝(バミューダ芝)ではやっぱりハイバウンスのアイアンはよくないですね。セカンドがぜんぶ引っかかる。自分が打った球がぜんぶ左に飛んでいく。逆にその意識が入ると右に飛んでいくとか、コントロールがまったく効かなくて。もともとハイバウンスのアイアンを使っているので、どうしても合わないです」。この日フェアウェイキープ率は64.29%にも関わらずパーオン率は55.56%。いかにアイアンの精度を欠いたかは数字が如実に示している。
また、過去3年の出場で2度の予選落ち。難グリーンにも泣かされ続けてきた宮里だが、今年も最後まで翻弄された。「パッティングも今日はちょっと読めてきたかなと思ったんですけど、でもやっぱり一筋違うのが多かった。ほとんどミスパットはない。狙ったところに打てているから、ストレスはほとんどなく回っているけど、結果はまったく出てことない。ちょっとバカになって打つしかないですね。このコースは(笑)」と笑うしかなかった。
ただ、結果を別とすれば状態としては悪くない。「パッティングは自分の中ではこの大会に出た中で一番いい状態だと思う。ティーショットもすごくいいですし、自分の思ったように体も動いている。なんか合わないという感じ。ちょっとこの結果は一度忘れたいと思います」。来週は日本男子ツアー開幕戦「SMBCシンガポールオープン」に出場する。「あんまり今週のイメージを持っていかず、今までとおりのいいイメージで来週から臨みたい」。2年連続の賞金王に向けてアジアでの戦いを見据えた。
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