<ソニー・オープン・イン・ハワイ 3日目◇13日◇ワイアラエCC(7,044ヤード・パー70)>
痛恨のミスで優勝が遠のいた。米国男子ツアー「ソニー・オープン・イン・ハワイ」の第3ラウンド。首位と6打差の12位から上位を追いかけた片岡大育だったが、この日スコアを1つ伸ばすにとどまり、トータル8アンダー・21位タイでフィニッシュ。後半13番パー4でのトリプルボギーが大きく響き、優勝戦線から後退する結果になった。
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前半を2アンダーで折り返した片岡。後半も出だしの10番パー4で幸先よくバーディを奪ったが、迎えた13番パー4。ティショットをフェアウェイ左のラフに入れると、2打目はグリーン右手前のバンカーへ。「薄めに入ってしまって、トップした」という3打目は、ピンから36ヤード奥のラフへ突っ込んでしまう。4打目もグリーンに乗せることができず、結局5オン2パットので、ホールアウトに要した打数は“7”。痛恨のトリプルボギーを叩き、見えかけていた首位の座が彼方に遠ざかった。
そこまで3日間のサンドセーブ率は100%を誇っていた。それだけに、「あそこで一発、大きなミスをしてしまった。もったいなかった」と唇をかんだ。3日間での平均パット数(パーオンしたホール)は1.606で全体5位と、グリーン上でのパフォーマンスは上位と比べてもそん色はない。「タラレバですけど、(トリプルボギーが)なかったらと思うとやっぱり、悔しさが増します」。手痛いミスに表情を曇らせた。
続く14番、15番でもバーディチャンスをモノにできずにいたが、「(ミスを)取り返したい気持ちを一度、消した」と冷静さを取り戻すと、16番パー4では約3m、17番パー3では約5.5mを沈めてパーセーブ。最終18番パー5では約3mのバーディパットを沈めて最終日につなげた。
今週のハワイ、来週の国内男子ツアー開幕戦「SMBCシンガポールオープン」を皮切りに、ミャンマー、マレーシア、オーストラリアと各地を飛び回る予定。まだまだ続く海外転戦への弾みをつけるためにも、最終日に掲げた目標は米ツアーでは自身初となる「トップ10入り」。首位とは8打差に開いたが、「いいプレーをしたらトップ10も見えてくる。ビッグスコアを出せるように、自分の最大限の力を発揮したい」と、顔を上げた。
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