<ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン 事前情報◇30日◇TPCスコッツデール(7,261ヤード・パー71)>
米国男子ツアー「ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン」で3連覇の偉業に挑む松山英樹。その前に今大会で3連覇に挑んだ選手を振り返ってみたい。
1932年にアリゾナ・オープンとして始まった今大会は今年で第80回目。過去に連覇を達成した選手は松山を含めて6人おり、最初に達成したのがベン・ホーガン(米国)で46年、47年大会を制している。だが、3連覇を狙った48年、ホーガンは15位タイに沈んだ。
その3年後にジミー・デマレット(米国)が連覇。1回目の優勝はホーガンに競り勝っての価値あるものだった。さらに翌々年からロイド・マングラム(米国)が達成。つまり47年からの8年間で3人が2年連続で優勝したことになる。だが、デマレットは17位タイ、マングラムは21位タイといずれも3連覇には手が届いていない。
そこから8年空いた61年からアーノルド・パーマー(米国)が史上初となる3連覇を達成する。初年度はプレーオフ、2年目は2位に圧巻の12打差。そして3年目は1打差接戦とそれぞれ異なる勝ち方で今大会初となる3連覇が生まれた。その翌年、64年にそのパーマーの4連覇を止めたのは帝王ジャック・ニクラウス(米国)。パーマーは首位と4打差の3位タイに終わっている。
そして74年、75年と優勝したジョニー・ミラー(米国)を最後に連覇を達成した選手は出てきていない。そのミラーは76年大会で6打差の7位タイで記録は途切れた。
5人が挑戦し、4人が敗れ去った3連覇への偉業。松山はキングと肩を並べることができるのか。
【連覇達成者】
1946年、1947年:ベン・ホーガン
1949年、1950年:ジミー・デマレット
1952年、1953年:ロイド・マングラム
1961年〜1963年:アーノルド・パーマー★
1974年、1975年:ジョニー・ミラー
2016年、2017年:松山英樹
★は3連覇
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