<アジア・パシフィック女子アマチュア選手権 事前情報◇20日◇Sentosa Golf Club NEW Tanjong Course>
アジア太平洋ゴルフ連盟とR&Aにより、2018年から新設された「アジア・パシフィック女子アマチュア選手権」。第1回大会は、2月21日から4日間の日程でシンガポールのセントーサGCで開催され、83名のアマチュアがアジア・太平洋最強の称号を争う。
【動画】日本勢出場7名が意気込みを語る
今大会に出場する日本勢は7名。当初は西村優菜(大阪商業大学高校2年)、稲見萌寧(日本ウェルネス高校3年)、吉田優利(麗澤高校2年)、佐渡山理莉(名護高校2年)、古江彩佳、安田祐香(ともに滝川第二高校2年)の6名だったが、1月の「オーストラリアアマチュアゴルフ選手権」を制した山口すず夏(共立女子第二高校2年)が招待選手として加わった。
1月〜2月は「1週間くらいしか日本に帰っていません(笑)」とオーストラリアで試合を転戦していた山口。「オーストラリアアマ」に参戦したあと、「アボンデール・アマチュア」でも勝利を挙げ、先週開催された米国女子ツアー「ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン」にも出場。最終順位は57位タイとなったものの、初日に“68”の好スコアを出した。
試合感覚を養って臨む“アジア・太平洋決戦”に向けて、「連戦で疲れもあり、今大会も4日間戦わなければいけませんが、疲れているときでもショットに影響がでないようにしたい。アマチュアが大きな試合への出場権をかけて戦う場ができたことは、すごく嬉しいですね。優勝目指して頑張りたい」とモチベーションは高い。
今大会は優勝者には翌週開催の米国女子ツアー「HSBC女子チャンピオンズ」に加え、3月の「ANAインスピレーション」、8月の「全英リコー女子オープン」のへの出場権が与えられるのが大きな理由。
2015年、14歳で日本での予選会を突破して「全米女子オープン」に出場。当時は体格の違いを実感させられたというが、「身長の違いはもちろんありますが、今は体重も増えて、体も大きくなりました。それに宮里藍さんや申ジエさんみたいに、背が高くなくても世界NO・1の実績をだしていますから」と将来参戦を希望する米国ツアーを見据えて準備をしている段階。それだけに複数のメジャー出場権を得られるチャンスは逃したくない。
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