<ホンダLPGAタイランド 事前情報◇20日◇サイアムCC パタヤ・オールドC(6,642ヤード・72)>
今年のイ・ボミ(韓国)は一味違う。2015、16年の日本ツアー賞金女王が、沖縄・宮崎での“鬼合宿”で手応えをつかんで、南国の地に乗り込んだ。
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22日(木)よりタイのサイアムCC パタヤ・オールドCにて開幕する米国女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」。今大会で18年初戦を迎えるボミは、オフでのトレーニングの成果に充実感をにじませた。
「合宿ではショットよりも体づくりを重点的に行いました。体力がすごく落ちていた感じがあったので…。今年だけではなくて、来年以降も見据えた体づくりができればいいと思っています」と、体のケアとトレーニングを入念に施してきた。
今年からは以前、高山忠洋のトレーナーを務めたこともある大迫伸二氏を専属トレーナーとして招いた。手打ちになっていた昨年のスイングを改善するため、体幹を鍛えるトレーニングをシーズンオフに行った。大迫氏がいうには、体の軸が安定することで、上半身と下半身が連動したスイングを1年間通してつくり出すことが目的だ。
鬼合宿を終えたボミも「下半身が痛くて、痛くて…(笑)」と苦笑いするが、その表情には自信があふれ出る。パワーアップしたニューボミを「開幕戦の前に試したかった」と、今大会を国内開幕までの試金石とする構えだ。
翌週開幕する国内女子ツアー「ダイキンオーキッドレディス」から始まる新シーズンに向けて、今年の目標は「楽しくゴルフをしたい」と話すボミ。昨年は1年を通して不振に陥り、「CAT Ladies」の1勝にとどまったが、「今年は成績を意識しないで、自分が満足できるプレーをしたいと思っています。とにかく前向きに、笑いながら、楽しくゴルフができたら最高です」と、いい意味で開き直っている。
結果は後からついてくるといわんばかりに笑ったボミ。今季は“スマイル・クイーン”復権の年になりそうだ。
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