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キム・ハヌルはベトナムからタイに移動して今季初戦

＜ホンダLPGAタイランド 事前情報◇21日◇サイアムCC パタヤ・オールドC(6,642ヤード・72)＞
タイのサイアムCC パタヤ・オールドCにて開幕する「ホンダLPGAタイランド」で、キム・ハヌル（韓国）が2017年「全米女子オープン」以来となる米ツアーに挑む。
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悲願の賞金女王奪取へ、スマイル・クイーンが2018年初戦に選んだのは南国タイだった。17年シーズン、国内メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」など前半戦だけで3勝をマークしたハヌルだが、女王への重圧もあり後半戦は勝ちきれない戦いが続くと、残り3戦で賞金ランク1位の座から転落。そこから鈴木愛を抜き返すことができず、韓国に続く二カ国目の女王の座を逃した。
期する思いを胸に挑む18年も、例年通りベトナム合宿からスタート。ペ・ヒギョン（韓国）らと汗を流した。いったん韓国に戻った後、タイへと入ってきたが、盛り上がりを見せている母国開催のピョンチャンオリンピックは、体調面を考慮してか「寒いので（笑）」と現地には行かず、テレビで観戦した様子。
例年であればベトナム→韓国→沖縄ルートで国内開幕戦に臨んでいたが、今年はタイを初戦に選んだ。いつもより一週間早い始動となるが、前日のラウンド中は何度も笑顔を見せるなどリラックスムードで最終調整。約二カ月半ぶりの実践となるが、ショットの切れ味を見る限り仕上がりも順調そのもの。むしろオフでのトレーニングの成果か、力強さが増したようにも感じられた。
17年の最終戦終了時、「悔しさがあるから来年頑張れる。全体的に足りないところがありましたが、今年の経験でいい準備ができると思う。来年挑戦して女王になりたいと思います」と話していたハヌル。まずは南国の地でオフの成果への手ごたえをつかみたい。

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