2日目終了直後のリーダーボードでは2位タイだったレクシー・トンプソン(米国)。ところが、時間が経つと順位は4位に落ちていた。
タイのサイアムCC パタヤ・オールドCで開催されている米国女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」。初日、“66”の6アンダーで首位タイと絶好のスタートを切ったトンプソンは、この日も好調だった。
2番でボギーをたたいたものの、前半を“33”の3アンダー。後半の10〜12番もバーディとし、快調なラウンドを見せていた。
その後はなかなかチャンスを生かせなかったが、終わってみれば初日と同じ6アンダーの66。ジェシカ・コルダがコースレコードの10アンダーをマーク(トータル16アンダー)したため、4打差で追いかける立場になったものの、十分に優勝を狙える位置で大会を折り返すはずだった。
ところが15番パー4で、temporary immovable obstruction(臨時の動かせない障害物)に関するルール違反があったとして2罰打。記録は12アンダーから10アンダーに修正され、順位こそ単独4位につけているものの、トップとは6打差になってしまった。
トンプソンといえば思い出されるのが2017年のメジャー初戦、「ANAインスピレーション」。最終ラウンドをプレー中に第3ラウンドでのペナルティーが発覚し、12番から13番の間に競技委員に通告されるという異例の措置を受け、誤所からのプレー(2罰打)と過少申告(2罰打)により4罰打が付加された。勝負はプレーオフに持ち込まれたが、結局、トンプソンはユ・ソヨンに敗れている。状況が全然違うとはいえ、因縁の「ANAインスピレーション」も間近に迫っているだけに、心中穏やかではない?
とはいえ残り2日間あるだけに、まだまだ巻き返しのチャンスは十分に残されている。2016年の同大会覇者が逆転で優勝を飾れば、むしろ「ANAインスピレーション」に向けて追い風になるといえそうだが…。
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