国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」が始まった。気に入ったクラブを自由に選べる、クラブ契約フリープロが何をいれるか?に注目するALBA.netは、新たに契約フリーとなった大江香織のバッグを激写。その中身が興味深い。
昨季までの2年間はヤマハと契約していた大江。2016年にヤマハのクラブで2勝目をはたしているが、その前までは長年キャロウェイと契約していた。昨年12月にはシーズンを振り返り、「今年戦ってきた中で、パター、アプローチ、ドライバー。それぞれに課題が見つかった」と、シーズンで浮き彫りになった弱点を重点的にオフに鍛える意向を明かしていた。
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そして今年はというと、契約フリーで古巣のキャロウェイを中心としたギアを選び抜いていた。中でも注目すべきは、FWとUT。自身が課題に挙げないことからも分かるように、元々大江は飛距離は出ないが、ドライバーやFW、UTといった長いクラブが曲がらない選手。その長所を好きな道具を選ぶことでさらに引き上げる考えが透けて見える。
FWには、キャロウェイ『ローグ サブゼロ』を3Wと5Wに。『ローグ』を7Wに選び、2本の柱が入って飛びが増し、大FPで球を拾いやすい高弾道FWを早速導入している。女子ツアーでは大江のようにキャロウェイ契約プロ以外からひっきりなしに“『ローグ』のFWを入れたい”との要望が入っているという。
UTには、グローブライド『オノフ フェアウェイウィングス クロ』を3、4、5Uの3本揃えた。このクラブはウッドの達人・片山晋呉が本気で監修したモデルで、ターゲットにスクエアに合わせやすい顔の良さが秀逸。それでいて、U3とU4は上がりやすく、U5とU6がより正確に狙える番手に応じた最適な設計になっている。
昨季のドライビングディスタンスは224.57ヤード(87位)だが、FWキープ率は70.24%(11位)の大江。年々長くなるコース設定で、FWやUTでセカンドを打つ機会が増える中、自分の長所を最大に活かせるクラブを選んだと言えるのか!?飛距離の近いアマチュアゴルファーには、大江のウッド7本セッティングはそのまま参考になると言えるだろう。
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