<ダイキンオーキッドレディス 初日◇1日◇琉球GC(6,558ヤード・パー72)>
開幕戦の初日を首位タイでスタートダッシュに成功した川岸史果。その決め手に挙げたのは風の強い沖縄でのノックダウンショットだった。「バーディを取ったのはほとんどセカンドはこれでした」と語り、今年の1月に合宿を共にした成田美寿々の得意技を体得したものだった。
⇒川岸史果がリベンジへ首位タイ発進!決め手は成田美寿々の必殺技
なぜ、ノックダウンショットが打ちやすいのか?川岸の使用ギアを見てみよう。
1W:ミズノJPX900(8.5°、クアトロテック/55S)
3W:ミズノJPX900(15°、クアトロテック65/S)
3,4U:ミズノMP CLK(19,25°、DI-HY85 S)
6I〜PW:ミズノMP-59(N.S.PRO V90/S)
A,SW:ミズノプロS18(48,53,58°、XP95 S200)
PT:オデッセイ ワークス ヴァーサ ♯1W
今季のセッティングを改めて見ると、昨季9月に初優勝した際とまったく替わっていなかった。もちろん、ウェッジの溝の摩耗などからヘッドを替えている可能性はあるが、結果の出るクラブが既に昨季の時点で完成していたということになる。いや、昨季にとどまらず、2016年のLPGA入会前からアイアン他を使い込んでおり、父である川岸良兼ともどもミズノ育ちの一家だから当然か。
⇒昨季の初優勝時のセッティングはこちら
本人は今回のノックダウンショットについて「振り幅を8割くらいの浅めにして、フィニッシュを取らずにラインを出していくイメージです」と語る。また、アイアンの基礎として「テニスラケットを振るイメージで、左手首の向きを意識しながら左手主導で振ります。左ワキが締まってクラブが下りてくることがポイント」とも明かしている。
⇒川岸史果がアイアンショットで大事にしていること
そのドライバーの飛距離から(昨季ツアー2位)、豪快なショットばかりに注目されがちだが、実はアイアンショットの繊細な感性や弾道のクリエイティビティに優れる川岸。これを可能にするのは、ミズノ育ちで愛用し続けるギアの存在は欠かせない。心強い愛用ギアだからこそ、切れ味鋭いアイアンショットが打てるのは誰しも同じ。愛しさと切れ味と心強さと♪
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