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中止はリランキングにも影響大！？松田鈴英「めっちゃ残念」、勝みなみ「早い時期に稼ぎたかった」

＜ダイキンオーキッドレディス 3日目◇3日◇琉球GC(6,558ヤード・パー72)＞
国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」3日目は荒天のため、3度のスタート時間変更の末、中止に。54ホール短縮競技となり、それに伴い賞金額も本来の賞金の75％となった。
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これに肩を落としているのが6月にリランキングを控える、前半戦の出場権しか持たない選手たち。後半戦出場のために1円でも多く賞金を稼ぎたい選手にとって、賞金額減額はシード選手以上に由々しき問題かもしれない。ここまでの2日間で単独4位につける諸見里しのぶも「中止になると75％にひかれてしまうので…回りたかったですね」と会見で話している。
優勝争いを繰り広げる選手だけではない。首位と大きく差がある選手も悔しそうな顔を見せる。昨年のプロテストでトップ合格したイーブンパー・31位タイの松田鈴英は「調子は良いとは言えないですが、ここまでマネジメントで上手くカバーしてこられました。中止はめっちゃ残念です。リランキングがあるので」と言えば、同じく31位タイの勝みなみも「残念です…早い時期に稼いでおきたかった」と唇を噛んだ。
6月の「アース・モンダミンカップ」終了時の第1回のリランキング以降、おおよそ出場権を獲得できそうなリランキングリスト40位に入るためには、去年実績で約230万円が必要となる。この数字を今大会に当てはめると、72ホール時は10位で240万円を稼げたが、75％減額後は8位（270万円）に入らないとこの数字に届かない。
QTランク60位で今後、出場できる試合が限定される諸見里は今週に大きく稼ぎたいはずで、またQT上位で前半戦の出場権を確保している松田、勝にしても、予選突破した今大会でライバルたちをリードしておきたかった。それだけに体力的には厳しくとも72ホールやりたかった思いは強い。
ところで、競技が中止となるのは2017年の「樋口久子 三菱電機レディス」以来だが、ダイキンが中止となるのは1988年のツアー制施行後初めてのこと。リランキング制初年度、さっそく嵐の予感だ。（文・秋田義和）
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