ゴルフクラブを売る、買取、下取はお任せ!高額買取!

ゴルフクラブを買って、東京ヴェルディを応援しよう!みどりの日キャンペーン

このエントリーをはてなブックマークに追加 LINEで送る

最新ゴルフニュース

女王候補が躍動した開幕戦 諸見里しのぶの“叫び声”に復調を見た【辻にぃ見聞】

いよいよ女子ツアーの2018年シーズンがスタート。初戦となる「ダイキンオーキッドレディス」はイ・ミニョン(韓国)の優勝で幕を閉じた。昨年日本参戦初年度ながら賞金ランキング2位となり、多くの有識者が今年の女王候補に挙げるショットメーカーの今季初Vを、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が掘り下げる。
【関連写真】大観衆に沸いた開幕戦!1500枚を超える写真で振り返る!
■ダイキンらしさが薄かった2018年 それでも実力者が上に来た理由
毎年、国内女子ツアーの幕開けを飾る舞台・琉球ゴルフ倶楽部は高麗芝と沖縄特有の強い風、そして3月の沖縄らしく雨の日が一日ある、などが大きな特徴。それらが絡み合い実力者が上位に来るのが毎年おなじみの光景だが、今年は少し趣きが違った。
「初日こそ、そこそこの風が吹きましたが二日目と最終日はほぼ風が出なかったですね。それが優勝スコア二桁アンダーというハイスコアにつながったのではないでしょうか。そして、もう一つ。今年は天気が良かったことから、グリーンが青々と生え揃っていて硬さがありませんでした。そのあたりも琉球っぽくなかったですね(辻村氏)」。
スコアを出せる条件は整っていた。それでもリーダーボードの上位に名を連ねたのはミニョン、申ジエ(韓国)といった実力者ばかり。理由を辻村氏が説明する。
「基本的には高麗芝なのでみんなパットに苦しみます。思ったとおりに打てたとしても入らないこともありますから。だから、小さいグリーンを相手に根気良くチャンスにつけ続けられるショットメーカーが上に来やすい大会です。また、外していいところダメなところ。攻めるホール守るホールなど、目に見えない難しさがあります。それが分からなければ攻略できない、ツアーでも屈指の経験がものを言うコースです」。“黄金世代”と呼ばれる今年のルーキーたちが、開幕ダッシュを期待されながらも苦しんだのはこういった背景があったのだ。
一方でミニョンは、今季から公式サイトで発表されているショット力を表すスタッツ「トータルドライビング(ドライビングディスタンス順位(DD順位)とフェアウェイキープ率順位(FW順位)を合算したランキング)」、「ボールストライキング(トータルドライビング順位(TD順位)とパーオン率順位を合算したランキング)」で共に二位に差をつけて一位。圧倒的なショット力、そして去年の経験を武器に最初の栄冠をもぎ取った。
■久々トップ3の諸見里しのぶ 最終日の最終ホールは2009年を彷彿とさせた
そんな中、コースで培った経験を活かしたといえるのが、2012年以来のトップ3に入った諸見里しのぶ。3位タイに入ったことで、出場権のなかった次戦「PRGRレディス」への切符を掴んだ。
「諸見里さんは平均パット数が1.6579とパッティングが冴えていましたが、その要因の一つが常に“いいライン”を打てていたこと。こぶがあり、芽があり、風があり。決して簡単ではない琉球ゴルフ倶楽部のグリーンでも、常にいいアングルにボールを置けていました。マネジメント力が掴んだ上位フィニッシュでした」。
もちろんマネジメントだけでは3位タイには入れない。「ショットも昔みたいでしたね。バタついている感じがなかった」とゴルフの調子も良かった。それが凝縮されたのが最終ホールの18番(パー5)。残り89ヤードからの3打目だという。
「この一打はとても印象に残りました。打った瞬間に“ダウン!”と叫んだんです。奥のピンに突っ込みつつ上に付けたくないから発した言葉ですが、これはクラブの入れ方、強さ、そして球の高さで、瞬時に止まりどころを判断できたからこそ出た言葉。元々アイアンもウェッジも距離感をコントロールするのが上手いタイプ。ショット力、瞬時に落ちどころが分かる感性。良かった頃の感覚がでてきたな、と思いました。そして集中力です。目の前の大事な一打に集中する目は、6勝を挙げた2009年のころの姿と重なりました。身体の状態も良くしっかりボールを叩けており、まさに心技一体となってきたように見えました。まずはシード復帰、そしてその先へさらに頑張って欲しいですね」。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

この記事のシリーズトップページへ

ピックアップコンテンツ

飛距離・スコアを上げたい

  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン アスリートゴルファー編
  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン アベレージゴルファー編

これからデビュー・初心者向け

  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン 初心者編
  • 世界のトッププロ達のスイング集

旬ネタ・スゴ技・エンタメなど

  • 話題のクラブを多角的に検証「ギア総研」
  • マーク金井の試打職人

練習場イベント

10月の買取強化倶楽部 あなたのクラブ高く買い取ります

クラブを買う・売る

ゴルフ初心者の方へ

ページトップへ戻るページトップへ戻る