<キア・クラシック 初日◇22日◇パークハイアット・アビアラGC(6,558ヤード・パー72)>
好スタートの勢いは徐々にしぼんでいった。米国女子ツアー「キア・クラシック」の初日、今季ツアー4戦目の畑岡奈紗はスタートホールの10番から2連続バーディで飛び出すも、その後の16ホールはノーバーディ・2ボギー。イーブンパー・59位タイでこの日を終えた。
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「いいスタートが切れたんですけど、それ以降が悔しいですね」と、唇を噛んだ畑岡。チャンスには多くつけるものの、どうしてもスコアを伸ばしきれない。もどかしい今日のプレーに「納得はできない。チャンスホールがいくつもあったので、そういうところで伸ばしていかないと」と、反省しきりだった。
中盤からは雨が降り始め、ポアナ芝のグリーンコンディションが変わったこともスコア停滞につながった。「グリーンがどんどん重くなったので。思い通りに打っても、それが入らなかったり」。後半6番の2m、9番での4mなどのバーディチャンスを生かせず。フラストレーションが溜まる1日となった。
現時点で次週に開催される海外メジャー「ANAインスピレーション」への出場権を持たない選手にとっては、今大会が切符を掴むラストチャンス。確定させるための条件は2つ。「今大会で優勝」、もしくは「今季賞金ランキング80位内で出場資格のない選手上位20名」に入ることだ。
現在、畑岡は賞金ランク77位。出場資格のない選手の中では17番目に位置する。今週の結果次第で、晴れて大舞台への出場が叶うが、同条件で出場権獲得を目指した昨年大会では最終日に「78」と崩れ、メジャー行き目前で上位20名からはじき出された。
「去年はすごくそれを気にしていて(失敗した)。今年はこの試合に集中していきます」。二の轍を踏むわけにはいかない。まずは週末の戦いに進むべく、明日に全力を尽くす。
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