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中国美女プロ・ユウティンの切り札は「妹からのマル秘メモ」

＜Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament 2日目◇5日◇琵琶湖カントリー倶楽部 琵琶湖/三上コース（6,380ヤード・パー72）＞
2017年にレギュラーツアーフル参戦した2016年中国ツアー賞金女王のセキ・ユウティン（中国）。日本生まれというルーツに加え、かわいらしいルックスの相まって、コアなゴルフファンには知られた存在となったが、ステップ・アップ・ツアー第二戦「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」が、今季の日本初出場となっている。
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2017年はシード獲得ならず。QTランクも116位となり、今季の日本ツアーでの主戦場はステップとなったが、開幕戦の「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」には出場せず。ブルネイで1試合、中国で2試合に出場し、今大会で4週連続出場の過密スケジュールをこなしている。
スケジュールの都合上、日本初試合は、練習ラウンドができず、ぶっつけ本番となったが、実は会場となる琵琶湖カントリー倶楽部が勝手知ったるコース。福井県で生まれ、その後京都府に移り、5歳で中国へ渡ったが、現在の住まいは滋賀県。コースまでの移動距離は10km以内で「日本で一番良く知っているコース」だとか。ジュニア時代に4つ下の妹のユウリ（日の下に立、莉）さんと多くラウンドした経験を持ち、「ユウティンは10回以上ですし、妹は50回くらいだと思います（父・越東さん）」。
試合前には、コースを熟知している妹からコースメモのプレゼントが…。各ホールの注意ポイントが手書きで記載されており、「（一番下には）ずっとそばにいるよ、と書いてあるんですよ」と笑顔を見せたユウティン。2日目を終えて、3打差6位は妹の愛のおかげか。
ステップ次戦「パナソニックレディース」出場後は、スポンサードを受ける「メディヒール」が冠となっている米国女子ツアー新規大会「LPGAメディヒール選手権」に推薦出場予定。各国で経験を重ねているが、最大の目標は、日本のプロテスト。「（QTの出場条件がLPGA会員のみとなる）制度に変わりましたから」と試合出場を抑えても、スイングの調整に当て、絶対に合格を勝ち取るつもりだ。
加えて、可能な限りステップに出場し、賞金ランクを上げて、QT免除の権利を得たいという目論みもある。”地元”滋賀の今大会、そして幼少期の思い出の地・京都開催の「パナソニックレディース」で狙うのは、当然日本初優勝だ。
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