<マスターズ 3日目◇8日◇オーガスタ・ナショナルGC(7,435ヤード・パー72)>
海外メジャー初戦の「マスターズ」3日目。今大会には松山英樹、宮里優作、池田勇太、小平智の4名が出場し、松山と小平の2名が決勝ラウンドに進出。トータルイーブンパー・18位タイからスタートした松山は3バーディ・3ボギー「72」、トータル1オーバーからスタートした小平は5バーディ・4ボギー「71」でのラウンドとなり、ともにトータルイーブンパー・21位タイで最終日を迎えることとなった。
1バーディ・1ボギーで前半9ホールを終えた松山は、10番パー4で6mのパーパットを沈められず、オーバーパーとするも、15番パー5では2打目でグリーンを捉え、約5mのイーグルチャンスを創出。このチャンスはわずかに切れるも、きっちりバーディを奪い、トータルイーブンパーに戻す。続く16番パー3は、ピンそば約1.5mに寄せて、連続バーディを奪取。声援に右手をあげてこたえ、最終18番ホールを迎える。
465ヤード・パー4の最終18番。ティショットは残り166ヤード地点につけ、2打目でグリーンを捉えたいところだったが、まさかのミスショットでグリーン手前残り約50ヤードのアプローチを残す。3打目は約1mに寄せ、さすかのアプローチを見せるも、パーパットはわずかにカップ左に切れて、ボギー。2日目同様に上がりのホールでスコアを落としてしまった。
小平智は、スタートホールの1番でボギーとするも、2番からの連続バーディで序盤に1つスコアを伸ばす。だが8番で1つ落とすと、10番、11番の連続ボギーでトータル3オーバーと転落してしまう。12番からの3ホールをパーで終えると、終盤に意地を見せる。15番パー5で1つ取り返すと、16番パー3ではあわやホールインワンのスーパーショットを放ち、連続バーディ。そして17番も獲って、トータルイーブンパーでフィニッシュ。起死回生の3連続バーディでスコアを伸ばした。
3日目を終えて首位につけたのは、2イーグルでパトロンを沸かせ、トータル14アンダーとしたパトリック・リード(米国)。キャリアグランドスラム達成を目指すローリー・マキロイ(北アイルランド)は3打差の2位につけている。
トータル9アンダー・3位にはリッキー・ファウラー(米国)、トータル8アンダー・4位にはジョン・ラーム(スペイン)。またタイガー・ウッズ(米国)は「72」のラウンドでスコアを伸ばせず40位タイとなっている。
日本勢2名のコメントは以下に掲載。
松山英樹「(我慢する1日?)そうですね。パッティングはいいところに打てていますが、ラインが読めていない。(でも)ミスパットというミスパットは18番だけ。それほどマイナスには考えてない。(最終日は?)ずっと停滞しているので、バーディをたくさん獲れるように頑張りたい」
小平智「10番、11番と取りこぼして、取り戻そうと思ったのが良かったですね。12番も耐えられた。後半から攻めきれたので良かったと思います」
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