<スタジオアリス女子オープン 最終日◇8日◇花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース (6,332ヤード・パー72)>
最終日を2バーディ・2ボギーの「72」で回り、トータル1オーバー・11位タイで3日間を終えたイ・ボミ(韓国)。最終18番パー4で約15mのバーディパットが惜しくも外れ、悔しそうなアクションを見せたが、「今日はつまらないミスがなかったし、最後まで集中してプレーできたのでよかったです」と笑顔を見せた。
【写真】イ・ボミがCAのコスプレ!?
2年連続賞金女王(15、16年)が昨年は賞金ランキング23位。今大会前までの今季賞金ランキングは84位と、思うように力を発揮できずにいる。同時にトレードマークでもある笑顔を振りまく機会も少なくなっていた。しかし、不調を脱出するヒントとして、アドレスでカカト重心だったことが、思うようにスイングできない一因だと先週気がついたという。
「バックスイングで右足カカトに体重が乗ると、その反動でダウンスイングのときに左足ツマ先に体重を乗せようとして、体が突っ込んでしまうんです」
その結果、ボールを正確にとらえられず、ピンに絡むどころか、グリーンをとらえることすら難しくなっていた。そこで、あえてツマ先体重にして臨んだ今大会では、時折、自分でも納得のいくショットを打つことができたと嬉しそうに語った。
「一歩ずつよくなることが今の目標ですが、その意味では今週の収穫は大きかったです。本当に楽しくラウンドできましたし、ホールアウトして笑顔で自分のゴルフを振り返ることができたのも久しぶりです」
翌週の「KKT杯バンテリンレディス」では過去に優勝こそないものの、5回の出場すべてでトップ10入り。開催コースの熊本空港カントリークラブは得意なコースだけに、復活Vへ勢いがついたことは間違いない。(文・山西英希)
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