<スタジオアリス女子オープン 最終日◇8日◇花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース (6,332ヤード・パー72)>
先週のステップ・アップ・ツアー開幕戦「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」でプロ初勝利。予選会を5位で通過し、本戦に出場していた19歳ルーキー・原英莉花が、最終日のホールアウト後にスコア誤記で失格となった。
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4オーバー・36位タイで最終日に臨んだ原。ハーフターン直後、後半1番でのティショットが左に曲がりカート道へ。ここで規則に基づき救済措置を受けたが、ボールはドロップ地点から1クラブレングス以上傾斜を転がり、それをキャディが拾い上げ、再度ドロップした。
だが、罰打を付加した場合のドロップは2クラブレングス以内となるが、無罰での救済措置の場合は、ドロップ地点から1クラブレングス以上はインプレー中とみなされるため、ボールに触れるとペナルティの対象になる。同伴競技者から「1罰打で元の位置にリプレースすべきではないか」と指摘を受けたが(※規則18-2)、原は「1クラブ以上は再ドロップ」として、プレーを続行。競技委員会に報告することなく、規則18-2の罰打を加えずにスコアカードを提出したため、失格処分となった(規則6-6d)。
失格処分を受けた原は「ルールありきのスポーツなので、知らなかった自分が悪い。これからはもっと勉強して頑張っていきたい」と声を絞り出した。
【ゴルフ規則18-2】※一部抜粋
プレーヤーやパートナー、またはそのキャディーや携帯品により、インプレー中のボールが動かされた場合、競技者は1打の罰を受ける。
【ゴルフ規則6-6d】
d スコアの誤記
競技者は、自分のスコアカードに記入された各ホールのスコアが正確であることについて責任がある。競技者があるホールのスコアを真実のスコアよりも少なく申告した場合、その競技者は競技失格となる。
<ゴルフ情報ALBA.Net>