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「アマ時代とは全く価値が違う」　勝みなみ“プロ初勝利”への思い

＜ワールドレディスチャンピオンシップ　サロンパスカップ　事前情報◇1日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース（6,715ヤード・パー72）＞

勝みなみが、かつて自身が出したビッグスコアの再現を狙う。この日、入念にパッティング練習を繰り返した勝は、「1、2メートルのパーパット、バーディパットをしっかり決めることが、結果として差になってくる」とグリーン上での戦いをポイントの1つに挙げた。

今回のコースは、アマチュア時代の2014年大会2日目に10バーディ（3ボギー）を奪い「65」という好スコアを出した場所。この日は、公式戦18ホール最多バーディ（10個）などの記録を打ち立てた当時の話を振られると、「なんであんなスコアが出たんでしょうね（笑）」とおどけたが、「メジャーだからと気負わず、一打一打やればいい結果が出ると思う。一打集中です！」と普段通りの気持ちで臨むことを強調した。

先週の「サイバーエージェントレディス」では、プロ同期で同学年の新垣比菜が優勝した際、一緒に涙を流して喜んだ。「あと一歩のところで優勝に届かない（新垣の）姿をこれまで見てきましたが、それがいまの自分と重なる。気持ちが分かるのでなおさらうれしかったです」と涙の理由を語った。

「アマチュアでの優勝と、プロでの優勝は全く価値が違う。今後の試合出場などもかかっているので。自分にもいつか流れが来ると思うので、しっかりとそれを待ちたいです」

ルーキーながら、すでに最後の優勝（2014年「KKT杯バンテリンレディス」）から4年が経過しているというのは、数奇なゴルフ人生ともいえる。今季は「アクサレディス」3位、「フジサンケイレディス」5位など、栄冠はあと少しのところまで近づいている。「（新垣が先週優勝して）今週は私がメジャーを獲ったら、かっこいいですよね！」と最後に明るい声で答えた勝。同世代を引っ張ってきたトップランナーの1人が、念願の“プロ初優勝”をその手でつかみ取る。
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