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名勝負の再現か 申ジエ＆鈴木愛が共に上位発進

＜ほけんの窓口レディース 初日◇11日◇福岡カンツリー倶楽部 和白コース（6,292ヤード・パー72）＞
今週もこの2人のマッチレースとなるのか。「ほけんの窓口レディース」の初日、今季2勝を挙げている昨年覇者の鈴木愛が4アンダーで首位発進を決めると、先週の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でメジャー2勝目を挙げた一昨年の覇者である申ジエ（韓国）が3アンダーの1打差2位タイ。共に上位で第1ラウンドを終えた。
【写真】パットを外しうなだれるジエ
2人ともこのスコア、順位に一切満足していないところがレベルの高さを物語る。鈴木が「ショットもパットも良くない。2回チップインのラッキーがあったからこの順位にいますが、もっと下でもおかしくない。ぼちぼちですね」と言えば、ジエも「流れは良かったですが、ショットは上手くいかなかったですね。結果的に良かった」ともろ手を挙げることはなかった。
先週、鈴木に1打差で競り勝ったジエが優勝会見で宣戦布告。「今年初めて一緒に回りましたが、これから何度も勝負することになると思う。毎日いいプレーで彼女と戦っていきたい」。悲願の賞金女王に向けて、最大のライバルと見込んでの発言だった。この日も鈴木が首位にいることを聞かれ、「鈴木さんは今年良いプレーをされています。目標として引っ張られています」とコメントしている。
幸か不幸か。2日目はスコア提出順の関係で別の組に。同組で戦う可能性は最終日へと持ち越された。開幕前に「一番にならなければ意味がない」と話していた鈴木と、「いいライバル関係になっていると思います。一緒にいいプレーをしたい」と話すジエ。“名勝負数え唄”と呼ぶにふさわしい戦いとなりそうだ。（文・秋田義和）
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